

総絞りの訪問着とは?特徴や技法・値段や選び方・活躍シーンを詳しく紹介

総絞りの訪問着とは?特徴や技法・値段や選び方・活躍シーンを詳しく紹介
結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンで活躍する総絞りの訪問着。独特の風合いと個性的なデザインは大変魅力があり、見る人の目を惹きつけます。
ただし、総絞りといっても地域や職人によって仕上がりや特徴はさまざまなため、何を基準に選べば良いのか、どんなシーンに合うのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな総絞り訪問着の特集です。
総絞りの基礎知識や技法、活躍シーン、選び方からお手入れの仕方まで、わかりやすくご紹介します。購入が良いか、レンタルすべきかについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
総絞りとは
総絞りは、生地を糸で括ったり、板で挟んだりして着物全体を染める技法や、その技法で染めた着物を指します。染めた後で糸や板を外すと、その部分だけが染まらず、さまざまな模様が浮かび上がる仕組みになっています。
まず、総絞りの歴史と特徴について簡単に解説しましょう。
総絞りの歴史
総絞りを仕上げるために必要な絞りの技術は、インドが発祥といわれています。日本には、シルクロードを通じて奈良時代に伝わりました。国内で最古の染色技法と考えられています。
平安時代には、貴族の衣装として用いられるようになり、江戸時代中期には京都において「京鹿の子絞り」が確立し、総絞りは全盛期を迎え、武士や町人の間にも広く普及していきました。
ただ総絞りは、絹を使ううえ、非常に繊細かつ高度な技が求められるため、当時としてはかなりの高級品でした。よって、贅沢品として大奥でさえ着用が禁止されたという逸話が残っています。
総絞りの特徴
総絞りをほどこすと、着物全体にさまざまな模様とともに「くくり粒」とか「シボ」とよばれる独特の凹凸が現れます。
総絞りという場合、着物一面に絞りがほどこされているものを指し、訪問着の場合は、多ければ20万個を超える数のシボがあしらわれます。そのため、一枚の訪問着を作成するのに数年かかる例も珍しくありません。ちなみに、総絞り以外に、部分的に絞り技法が使われている着物もたくさんあります。
総絞りの技法には、全国におびただしい種類があります。有名なものに「京鹿の子絞り」「有松(鳴海)絞り」「南部絞り」などがありますが、それぞれに色々な技法が細分化されており、細かく見ていくと最盛期では数百種類はくだらなかったと言われます。
糸で括ったり、縫ったり、板で挟んだりして防染するという基本的な考え方は似ているのですが、地域や呉服店、職人によって独自の手法が開発されてきました。それが時代とともに淘汰され、現在では100種類前後と考えられています。中には、一人の職人にしかできない技法もあり、存続が危惧されているのも総絞りの厳しい現実です。
総絞りは、基本的に職人の手作業で行われます。一人の職人が最初から最後まで手がけるため、すべてが一点モノになります。絞りの技法や染め方により、シボの大きさや染まり方、風合いが異なる点が、総絞りの大きな魅力です。他の着物に比べてふんわりしているので、手触りや着心地が良く、優しい印象に見えるメリットもありますよ。
模様には、桜や梅、菊、牡丹、椿、藤、紫陽花、女郎花など、日本らしい四季折々の花や花びら、葉、想像上の植物、また川、波、蝶、幾何学模様や吉祥文様などがあり、実に多彩です。
模様の多くは、精密な下絵のもと特大から極小にいたるまで、さまざまなサイズや形が自在に組み合わさってシボの立体感とともに着物一面に広がります。
とくに今回の主役である訪問着の場合は、一枚の絵画のように絵羽模様があしらわれているので、観る喜びと着たときのワクワク感とで2度楽しめるのではないでしょうか。
総絞りの技法
総絞りには、「手絞り」「機械絞り」「プリント絞り」の3パターンがあります。それぞれについて簡単に解説しましょう。
♦手絞り
指先や爪の先を使って布をつまみ、糸で括りながら、一つ一つの絞りをすべて手作業で行います。
最後まで一貫して一人の職人が行うため、総絞りとなると、完成までに数年が費やされることもあります。
♦機械絞り
機械といっても、製造業の工場で使われるような全自動の機械ではありません。基本的には手動で、代表的なものに「鹿の子台」「くの字鉤針」「巻き上げ台」などがあります。
機械絞りも多くは人の手を介して行うため、手絞りと同様に長いものであれば完成するのに数年単位の時間を要します。
♦プリント絞り
こちらは機械を使うやり方で、総絞り風のデザインを生地に印刷し、シボを模した凸凹の型押しやシワを人工的にほどこします。
そのため、厳密には総絞りとはいえません。量産できるので、本物の総絞りよりかなり安価で販売されています。
総絞りの種類
続いて、総絞りの種類をいくつかご紹介しましょう。
鹿の子絞り
総絞りの代表格として圧倒的に有名なのが、「鹿の子絞り」です。とくに京都で発祥した「京鹿の子絞り」は京都の伝統工芸で、一つのシボを作るのに4回絹糸を括る「疋田(ひった)しぼり」や7回巻く「本疋田(ほんひっだ)絞り」などがあります。これ以外にも、約50種類もの技法があり、その総称として「京鹿の子絞り」と呼ばれます。
とくに本疋田絞りは、絹生地に下絵を描き、大きめの粒を一つずつ括って染めた後には、シボが極めて精緻に均一に、斜め45°の角度で現れます。
総絞りになると、一枚の着物でも20万粒以上になることがあります。1日に一人の職人が括れる数は、精々1,000粒前後のため、完成には数年を要することが珍しくありません。
しかも、高級なものは一枚の着物に何種類もの絞り方が使われるため、複数の職人の手を介することになります。絞り技法が違うと、担当できる職人が異なるからです。
さらに染めの工程も人の手で行うため、一枚一枚が違った仕上がりに。こうして仕上がる京鹿の子絞りの着物は、かなりの高級品になるのです。
一目(ひとめ)絞り
一枚の作品で疋田絞りや本疋田絞りとともに行われることが多く、一つのシボに対して絹糸を2回巻きます。主に、模様の輪郭を縁取ったり、線を表現したりする目的でほどこされます。
有松(鳴海)絞り
愛知県名古屋市の有松町と鳴海町地域で作られる大変有名な木綿絞りの技法で、国の伝統工芸に指定されています。糸で括るだけでなく、針で縫ったり、板で挟んだり、細かくは100種類近くの技法があるといわれます。
その軽やかなデザインから、浴衣に利用されることが多いです。
手蜘蛛絞り
有松絞りの一種で、下絵を使わず、鉤針に生地を引っ掛けて、一本ずつ糸を巻きつけて染めます。広げると蜘蛛の巣のように見えるためこの名がつきました。一定の経験と勘を身につけなければ出来ない難度の高い技法です。
柳絞り
これも有松絞りの一種で、襞(ひだ)を作りながら生地をまとめて糸で括り、柳のように細長い模様を作ります。滝絞りとか縄絞りとも呼ばれます。
辻が花絞り
幻の花である辻ヶ花がまるで絵画のように美しく、淡く表現されるのが、辻ヶ花絞りです。単に絞りだけでなく、糊を使った友禅染めの技法と抱き合わせることにより、他にはない幻想的で豪華な模様が現れます。手順としては、染めた後に絞るので、多くの他の技法とは逆になります。
模様の周りを糸で細かく縫う「縫い取り絞り」や、竹の皮を帽子のように覆ってから糸で括る「帽子絞り」、桶の外と内側で染める箇所と染めない部分を分ける「桶絞り」などがあります。
板締め絞り
折りたたんだ生地を上下から木の板で挟んで染める技法です。地域に限らず、さまざまな所で採用されています。糸で括るのとは異なり、三角や四角など規則正しく同じ形や大きさの模様が作れます。
総絞り訪問着の価値と活躍シーン
総絞りの訪問着がどれくらいの価値があるのか、また着用されるシーンについて見ていきましょう。
総絞り訪問着の値段
総絞りの訪問着は、高価なものなら100万円以上の値がつきます。とくに京鹿の子絞りは、熟練職人が長い時間をかけて20万個以上のシボを一つ一つ手で括っていきます。
ものによっては、別の絞り方を混ぜますが、絞りの種類が変わると別の職人が担当します。人間国宝級の職人が手がけた総絞りの中には、1,000万円超という逸品も。
ただし、すべてがここまで高価というわけではなく、数十万円という価格帯の総絞りもありますし、着物レンタルなら数万円で借りることも可能ですよ。
総絞り訪問着の活躍シーン
総絞りの訪問着には、大変華やかで豪華なものから、上品で季節感を感じさせるもの、シックで妖艶なタイプまで、さまざまな種類があります。
いずれも結婚式や式典、お茶会、観劇など、フォーマルなシーンでの着用が可能です。
ただし、総絞りの場合は、三つ紋や五つ紋などをあしらうことができません。そのため、略礼装という扱いになります。よって、第一礼装の黒留袖や色留袖の代わりにはならないと考えてください。
ただし第一礼装でも振袖に限ってはOKですよ。とても華やかで可愛いものが数多くあるので、成人式でも大変人気です。
総絞り訪問着の魅力
ここから、総絞り訪問着の魅力についてさらに掘り下げていきましょう。
多様な色彩とデザイン
総絞りは、染める部分と染めない部分を分けることでさまざまな柄ができあがります。白地の生地を使うことが多いため、黒と白、シルバーやグレーと白、赤と白といったコントラストで魅せるものが多いです。さらに同じ色でも濃淡がつけてあることも多く、グラデーション効果によってより見映えがするタイプもあります。
とくに鹿の子絞りは、シボが小さく細やかで、小さなドット柄のように見えてさっぱりした印象になります。そこに、花や蝶、幾何学模様、三角・四角形などの紋様が加わると、見る人の目にとても印象強く飛び込んできます。
一般的な訪問着のようなクリーム、グリーンといった淡くて優しい色やパステル系もあり、黒やグレーなどとは違った明るい印象を演出することも可能です。
辻ヶ花絞りは、鹿の子絞りと比べると、使われているカラーや柄の種類が多く、美しい絵画のように華やかさも際立っています。そのため、賑やかなパーティーやカジュアルな食事会などにうってつけでしょう。
華やかさと上品さの両立
総絞りの訪問着は、一見華やかですが、決してけばけばしい明るさではありません。落ち着きや風格を感じさせる上品さが魅力です。
訪問着を着用するシーンには、その目的や参列者の顔ぶれや立場を十分考慮して、一定の節度と品位をもって参加しなければなりません。
結婚式の場合は、新婦より目立つのはマナーに反しますし、お茶会でも主催者より控えめに装うのが礼儀です。
その点、総絞りの訪問着は、誰が見てもそれとわかるうえ、高級感がありつつも控えめです。したがって、あらゆるシーンで使えるチャンスがあるでしょう。
総絞り訪問着の選び方
ここからは、総絞り訪問着の選び方について解説しましょう。
パーソナルカラーで選ぶ
総絞り訪問着は、色の系統がはっきりしてるものが多いため、ご自分のパーソナルカラーをもとに選ぶと似合うものが見つかりやすいですよ。
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌の色や髪色、瞳の色などに基づいて似合う色が診断できるというもの。
自分の肌の色や髪色に合う色を選ぶことで、より自分らしい一着を選ぶことができますよ!
人は、大きくイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の2種類に分かれ、それによって似合うカラーも違ってきます。目安となる見分け方は、以下の通り。
イエローベース(イエベ) |
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ブルーベース(ブルベ) |
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いかがですか?これらの特徴に当てはめてみると、ご自分がイエベかブルベかがわかるはずですよ。
イエベは、イエロー、オレンジ、黄緑、ブラウンなど暖かみのある色が似合います。
ブルベは、ブルー、ピンク、ラベンダー、パープル、グレー、シルバー、ブラックといった色がおすすめ。
さらに、イエベとブルベはそれぞれ2つのタイプに分類され、以下のように全部で4種類のパーソナルカラーが存在します。
♦春タイプ:イエローベースで明るい色が似合う
♦夏タイプ:ブルーベースで明るい色が似合う
♦秋タイプ:イエローベースで落ち着いた色が似合う
♦冬タイプ:ブルーベースで落ち着いた色が似合う
ご自分のパーソナルカラーに合った訪問着を選ぶことで、顔色が明るく見え、より美しく着こなすことができますよ。
どのタイプかよく分からないという場合、パーソナルカラー診断は専門のサロンや美容室などで受けられるので、一度訪れてみるのもよいでしょう。訪問着だけでなく、普段の洋服選びにも役立ちますからね。
季節とシーンで選ぶ
絞りであるとないに関わらず、訪問着は季節やシーンを意識してチョイスするというのが、鉄則です。
春なら、明るく優しく、淡い色が合います。夏なら、ブルーやパープルなど涼しさが感じられるタイプがよいでしょう。秋や冬なら、ブラウンやエンジ系の暖かみがある濃いめのカラーがマッチしやすいです。また季節に関係なく、ナイトパーティーならブラック、グレー、シルバー系もおすすめですよ。
あとは、季節に合わせて花や川、波、星、雪などの模様を意識的に選ぶのもよいでしょう。
総絞りはサイズに注意
参考までですが、総絞りの着物は、身長160cm前後の女性にもっともフィットするといわれます。これより大きくなると、絞りのバランスが崩れたり、絞りをほどこすのが大変で着物そのものが作れなかったりするからです。そのため、高身長や大柄な方は、総絞りではなく部分的に絞りが入ったタイプを選ぶ方がよいかもしれません。
総絞り訪問着のコーデポイント
総絞りを着用する際に意識しておくとよいポイントを3つお伝えしましょう。
- 着付けは空気を抜いてすっきりと
- トータルを3〜4色でまとめる
- 小物との相性も工夫して
着付けは空気を抜いてすっきりと
総絞りは凸凹の風合いが良さではありますが、他の着物に比べると空気を含んでいるため、着た時に膨らむ傾向にあります。そこで着付ける際に手の平で優しく擦って空気を抜くと、すっきりと着用できますよ。
トータルを3〜4色でまとめる
辻ヶ花絞りは例外として、総絞りは単色で染められているケースが多いです。グラデーションや濃淡はあったとしても、基本的には同系のカラーで仕上げられています。そのため、帯や帯締め、帯揚げ、バッグ、草履などを含めて、トータルで多くても4色までに抑える方が全体のまとまりがよくなります。
それ以上の色がごちゃごちゃと混ざっていると、せっかくの総絞りの良さが消えてしまう可能性があるので、気をつけてくださいね。
小物との相性も工夫して
上記のように、総絞り訪問着は帯や帯揚げ、バッグなどの小物とのバランスがとても大切です。例えば、黒と白のモノトーンの総絞りでシボも小さくたくさん詰まっているタイプなら、同じく黒にクリスタルのラインストーンが入ったクラッチバッグやエナメル仕上げの草履などはとても相性が良いです。
さらに髪飾りも、造花やドライフラワーより、パールやビーズのヘアアクセサリーの方が見映えがするでしょう。赤や緑などの原色の総絞りなら、同系統の色を使ったつまみ細工やかんざしを髪飾りにチョイスするとマッチしますよ。
訪問着は成人式などの振袖とは用途も目的も異なるため、髪飾りは質素に品よくが基本。成人式にありがちな派手で賑やかな髪飾りは、場の空気を見出したり、主催者や他の参加者に不快な思いをさせたりする恐れがあるため、くれぐれも注意しましょう。
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帯揚げでも総絞りや、一部絞りを使ったタイプが数多くあります。総絞りの帯揚げは振袖用とされているので、結婚式に親族として参列する(20代前後の未婚に限る)以外は、今回のテーマである訪問着にはおすすめできません。でも一部のみ絞りが入った帯揚げは訪問着用とされているため、結婚式や格式の高いパーティー、お世話になった方のご自宅を訪問する際などにおすすめですよ。
総絞り訪問着のお手入れ方法
総絞り訪問着のお手入れについて、注意点とともに解説しましょう。
洗濯できるの?
総絞りの訪問着は、自宅で洗濯するのではなく、クリーニングでプロにお任せしましょう。自宅での洗濯は、せっかくの風合いを傷めてしまう恐れがあります。一度型崩れしたり、色落ちしたりすると回復は不可能です。浴衣の場合は、洗濯が可能な場合がありますが、訪問着や振袖はおすすめしません。
日常のケア
総絞りは、凸凹部分が大変繊細です。上に重いものを長時間乗せると型崩れする可能性があるため十分注意しましょう。
また総絞りは湿気にも大変弱いです。保管場所に気を配り、除湿剤や乾燥剤とともに収納してください。使用後は必ず陰干しし、たとう紙に丁寧に畳んでシワ対策をしたり、定期的に虫干ししたりすることもお忘れなく。
総絞り訪問着は購入とレンタルどちらが得?
総絞り訪問着は、購入しても良いですし、レンタルも可能です。
それぞれにメリットとデメリットがあるのでご紹介しましょう。
購入のメリットとデメリット
まず購入は、ご自分の体型や好みに合った色柄を選べるという点が大きな魅力です。借りたものは、汚したり傷つけたりしないか気を使いますが、購入の場合はそのような心配もいりません。
また、ご自分が着なくなっても、お嬢様やお孫様に譲ることができる点もメリットでしょう。
ただし、TPOや季節によって使い分けるには、その都度購入しなければならないので経済的な負担が大きくなります。安価なものでも数十万円。高ければ優に100万円以上するケースも珍しくありません。
総絞り訪問着を着付けるには、長襦袢や腰紐、伊達締め、バッグ、草履といった小物が必要ですが、これらもセットで買うことになるため、さらにコストがかかるでしょう。
総絞り訪問着は定期的に虫干ししたり、収納スペースを作ってきちんと保管したりしなければならないので、慣れていないと面倒に感じるかもしれません。
使うたびに洗濯の手間やクリーニングのコストもかかります。また急なお呼ばれの場合、訪問の目的や季節によっては対応できないこともあるでしょう。
レンタルのメリットとデメリット
レンタルのメリットは、何といってもコストが安く済む点です。
安価なもので数万円〜からレンタルできるうえ、帯や小物もセットで貸してもらえるため、ご自分で用意するものはほとんどありません。
しかも割引キャンペーンが頻繁に催されることが多いので、その時期をうまく狙うとさらにコストメリットが期待できるでしょう。
有名店や老舗店であれば、かなり多くのラインナップがあるため、TPOや季節に応じたチョイスが可能ですよ。
着物レンタルはネットショップが品揃えが豊富で、予約もしやすいので大変便利です。試着ができないとか、サイズが合うか心配という方もおられるかもしれません。でも、サイト内でサイズについては細かく説明されてますし、画像もかなり綺麗なため、届いてから期待はずれということはほぼないとお考えください。
またレンタルは、購入のようにメンテナンスも収納する手間も一切不要です。
お店にもよりますが、早いところなら当日や翌日にはレンタルできるので、急なお呼ばれにも対応しやすいでしょう。お店に取りに行かなくても、ネットレンタルなら借りる時も返却時もすべて郵送で済みます。しかもクリーニングも不要です。
手続きもスマホ一つで完結するため、購入に比べるとかなり利便性が高いでしょう。
ただレンタルの場合は、期間が限定されており、返却が遅れると延滞料金がかかります。キャンセル料金も考慮しておく必要がありますよ。
また、入学式や卒業式シーズン、結婚式が多い春や6月、秋などは品薄になることがあるので、早めの予約が必要でしょう。
まとめ
総絞りの訪問着は、職人の高度な技術が込められた大変貴重で高価なアイテムです。すべてが一点ものですし、他の着物にはない風合いとデザインが魅力で、フォーマルシーンにも堂々と着用していけます。
ただし、ものによっては一着で数十万〜数百万円と高価格のため、そう何着も購入するわけにはいかないでしょう。それより着物レンタルをうまく活用する方が、かなりコスパがよいのでおすすめします。
e-きものレンタルでは、訪問着がご入用の皆様を経験豊富なスタッフが全面的にサポートいたします。
愛知で創業50年以上の歴史を持ち、トレンドから根強い人気の定番まで幅広いラインナップを数多くご用意しております。小物もスタッフが無料でコーディネートしてお送りしますので、お着物初心者の方もご安心ください。
皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。