

訪問着におすすめの草履とは?選び方のポイントやバッグとのセット・保管方法・通販も!

訪問着におすすめの草履とは?選び方のポイントやバッグとのセット・保管方法・通販も!
訪問着コーデを足元から演出する「草履」。
どのようなデザインを選ぶかによって、見た目の印象が大きく違ってきます。
とはいえ慣れていないと、訪問着向きの草履をどんな基準でチョイスすればいいかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、訪問着用の草履について特集します。
意外と知られていない着物用の草履についてのイロハから、訪問着向きの選び方、バッグとの合わせ方やお手入れまで、わかりやすく解説します。
これからマナーを守りながら訪問着コーデを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね!
訪問着の基礎知識
草履についてご紹介する前に、まず訪問着について簡単に解説しましょう。
訪問着のはじまり
訪問着は、その名の通り訪問時に着用する着物です。ずっと昔から日本女性に愛用されてきたイメージをお持ちかもしれませんが、その発祥は意外と新しく大正時代の初期になります。
それまでは、庶民の着物といえば、今でいうフォーマルの留袖などや日常に着用する小紋くらいしかありませんでした。しかし時代が西洋化する中、洋服で外出する人たちが増えると、着物もフォーマルと普段使いの間のセミフォーマル的なお出かけ着への需要が高まりました。
そこで当時の三越呉服店(現在の三越伊勢丹)が、訪問着を売り出します。人前で着ても恥ずかしくない、オシャレ着としての訪問着は当時の女性たちの人気を博し、日本中に普及していきました。
訪問着の利用シーン
訪問着は、その華やかさと格式の高さから、以下のようなさまざまなフォーマルシーンで着用されます。
結婚式 | 新郎新婦の親族や友人など、招待客として出席する場合に着用します |
披露宴 | 結婚式と同様に、招待客として出席する場合に着用します |
入学式 | 子供の入学式に、母親が着用する場合があります |
卒業式 | 子供の卒業式に、母親が着用する場合があります |
七五三 | 子供の七五三のお祝いに、母親が着用する場合があります |
お茶会 | 茶道のお稽古や茶会などで着用します |
式典・セレモニー | 各種式典やパーティーなど、フォーマルな場での着用に適しています |
観劇 | 歌舞伎や能などの伝統芸能の観劇や格式の高いコンサートなどの鑑賞 |
訪問着の特徴
さて、ここで「訪問着の見分け方は?」「訪問着の特徴は?」と聞かれてはっきり答えられる方は、どれくらいおられるでしょう。もしかしたらかなり少ないかもしれませんね。
イメージだけでいうと、「明るくて華やかで上品なお着物」という感じかもしれません。その表現は決して誤りではありませんよ。
ただ正式には、訪問着は、「柄が絵羽(えば)として連続しており、大ぶりな柄や華やかな模様が一周にわたりつながって描かれている準礼装」という説明ができます。???という方も多いでしょう。
まず絵羽というのは、着物の袖、身頃(みごろ)、衽(おくみ)などの縫い合わせ部分(合口といいます)に柄の模様が連続するような染め方や、そのように染められた着物そのものを指します。
つまり訪問着を広げると、柄が一枚の絵のようにつながって描かれていると考えると分かりやすいでしょう。
また、着物は大きく分けて「第一礼装」と「準礼装」があります。
第一礼装はもっとも格式が高く、留袖や黒留袖、振袖などを指します。
その下が準礼装で、訪問着はこれに当たります。ただ紋が入らない訪問着は、略礼装と呼ばれます。
現在は、ごく一部の結婚式などでしか紋付は着用されないため、訪問着というと略礼装と理解しておいてよいでしょう。
また訪問着は、柄が全体にはっきりと描かれているので、季節感を演出するにもうってつけです。
以下の表のように、それぞれの季節をイメージしやすい花や自然の様子がモチーフになっているものがとても多いです。
春 | 桜、牡丹、バラ、藤、松竹梅など |
夏 | 朝顔、紫陽花、杜若(カキツバタ)、菖蒲、鉄線、海や波、川など |
秋 | 菊、紅葉、桔梗、ススキ、萩、ざくろ、吹き寄せ、月など |
冬 | 椿、梅、南天、雪など |
「花が咲く」「実る」など、植物は縁起の良い象徴としての意味合いが強いので、どの季節でも意識して描かれています。夏は涼しさを演出するために海や波、川が、冬は雪がモチーフになっていることも多いですよ。
さらに、訪問着には、「八掛」という裏地が付いています。
袖口、前身頃、後ろ身頃、衽(おくみ)裏の全部で8か所に裏地を付けることから「八掛」と呼ばれています。
袖や裾を保護する役割があるのですが、着物の表面とは違う色を使うことが多く、腕を挙げたり、歩いたりしたときにチラリと見えるのがおしゃれのアクセントにもなりますよ。
着物用の草履とは?
着物用の草履は、「台」「鼻緒」「天」「前坪」「巻き」「底」の6つのパーツからなる履物です。
「台」は、足を乗せる部分全体を指します。とくに足が接する面のことを、「天」といいます。
天の上で足が動きにくいように、台に3点で固定されている紐が、「鼻緒」です。親指と人差し指を挟む部分が、「前坪」です。
地面と接触する面が、底。天と底の間の側面が、「巻き」になります。
草履の素材・下駄や雪駄との違い
草履の台は、コルクで、その上から本革、織物、合皮、本革と合皮を混ぜた天革、帆布(はんぷ)などで覆います。
履き心地が良く、疲れにくくするように、天の部分には低反発のクッション材が入っています。
ちなみに、木材で作られているのが、下駄です。草履の場合は底もコーティングされていますが、下駄はすべて木材です。竹の皮で作られているのが雪駄で、男性専用になります。
訪問着には、100%草履を用います。
草履のサイズは?
草履を選ぶ際に注意したいのが、サイズです。
靴のように、〇〇cmといった数字表示はありません。S/M/L/LLなどのアルファベットによる区分が一般的です。
後述しますが、草履のサイズは、足がかかとから1〜2cm、小指も少しだけ外にはみ出すくらいがちょうど良いとされています。草履が足より大きいと、見映えが悪いうえ、天の上で足が動くと疲れやすくなるので注意しましょう。
ちなみに大まかな目安は以下の通りです。靴のサイズより0.5cm小さいサイズとお考えください。例えば、普段24cmの靴を履いている方なら、23.5cmと考えてMサイズにするとよいでしょう。
S | 〜22cm |
---|---|
M | 22.5〜23.5cm |
L | 24〜24.5cm |
LL | 25〜25.5cm |
草履にも格がある
着物に格があるように、草履にも格があります。
最近では昔ほどルールめいたことを厳しく求められることはなくなりました。しかし訪問着の場合は、かなり格式の高いシーンや厳格な場での着用が想定されます。そのため、基本的な考え方や知識を把握しておくと、きっと役立つと思いますよ。
芯と半月
格式の高い草履ほど、台が高いと理解してください。
台の高さは、側面の「巻き」を見ればわかりますよ。巻きは、「通し」と呼ばれる芯と、「半月」と呼ばれる芯から成ります。
草履のつま先からかかとまで、一枚で繋がった層を「通し」といい、半分の長さで細長い三角形の通しが「半月」です。
もっとも格式が高いのが「3枚芯」といって、3枚の通しから成ります(中には4芯もあります)。正式には「3の3芯」といいます。前の3は通しの数で、後の3は芯の合計数です。
このすぐ下の格が「2の3芯」。通しが2枚で、真ん中に半月が1枚入っています。合計で3芯になります。
訪問着の場合、3芯ならどこに履いて行っても恥ずかしくありません。カジュアルなパーティーや訪問先の場合は、2芯以上ならOKでしょう。1芯は、カジュアルすぎるので、絶対にやめましょう。
訪問着に最適な草履の選び方
さてここからは、いよいよ訪問着にピッタリの草履の選び方を解説していきましょう。
訪問着を着用する際、足袋は白色と決まっています。そのため草履のデザインをまったく邪魔することなく、そのままのイメージが人の目に映ります。
言い方を変えると、鼻緒と台のデザインとサイズ、そして高さの3つが草履選びのポイントになりますよ。
格式を重んじる
先ほどもお伝えしたように、最近では草履について昔ほど細かく言われることは少なくなりました。
ただ、基本的に台が高いものがフォーマル向きで、その目安は5cm以上です。カジュアルな場面では5cm未満と覚えておかれるとよいでしょう。
シーンに合わせた素材とカラー選び
次に素材ですが、訪問着用の草履は、本革や合成皮革、佐賀錦や唐織などの豪華な織物、また皮革の上からエナメルを塗ったタイプなど高級感のある仕立てが主流です。
ただ、訪問着といってもお子さんがらみの七五三や入学式では、あまり華美にならないように注意しましょう。主役はあくまでもお子さんたちですからね。結婚式や披露宴も、主役の花嫁より華やかになりすぎないようにするのがマナーです。
台のカラーは、金糸や銀糸があしらわれた華やかなもの、白、プラチナ、ゴールド、シルバー、ピンク、クリーム ライトグレーなどが多く用いられます。
ブラックも人気はありますが、こげ茶や深緑なども含め、濃い色は華やかな訪問着にはやや不向きともいえます。
とくに伝統的なパーティーや式典の場合は、ルールやマナーをよく確認し、濃い色を選ぶ際は慎重を期すことをおすすめしますよ。
鼻緒についてですが、布製の場合は、染めよりも織りの方が格上です。
またエナメルは艶があってゴージャスですが、履き慣れていないと鼻緒が硬くて指の間がとても痛くなることが珍しくありません。よって商品数は減少傾向にあります。
もしオーダーでお作りになるなら、鼻緒は帯地などの布製にした方が無難でしょう。既製品でも同じことが言えるので、参考にしてくださいね。
ちなみに、お手元に成人式の際や親御様がお使いになった草履があれば、鼻緒だけをすげ替える方法もありますよ。数千円程度と意外に安い価格で可能なため、よろしければご検討ください。
最後に注意点を一つ。
合成皮革は、本革に比べると安いですが、早ければ4〜5年で寿命がきます(使用頻度やお手入れ状態にもよる)。これは使わなくても経年劣化するので同じです。
そのため、使用頻度が多いとか、長期間使いたい場合は、本革の方がコスパがいいかもしれません。
価格も、さほど大きく変わらないものもあるので、その辺りのことも頭に入れておかれるとよいでしょう。
訪問着や帯・バッグとのコーデを考える
草履を選ぶ際は、訪問着や帯、バッグのデザインやカラーを意識することも大変重要です。
訪問着がクリーム系なら、草履もクリームベースにするとか、バッグに金襴が使われている場合は、鼻緒も同じく金糸や銀糸が多く使われた豪華な織りにする、といった具合です。
中には、同じ生地を使った草履とバッグがセットになっているものもあるので、初めての方はそのようなタイプの中からチョイスするのもよいでしょう。
歩きやすさとサイズ
訪問着では、裾を長めに着付けることが多いです。その方が脚長効果もあって素敵に見えまますよ。
ただし、草履が低すぎると歩く時に裾を踏んでしまい、着崩れを起こす原因になるので、そのあたりも考えながら草履の高さを決める必要があります。
草履のサイズは、すでにご説明したように、いつもより0.5cm小さいサイズを目安にしてください。
ただし、甲高の方は草履を履いた時に鼻緒がキツく感じて、歩いているうちに痛くなってくる恐れがあります。といってオーバーサイズの草履を履くのは、見た目が悪くなるのでおすすめしません。
そこで参考までに、履きやすくする方法として鼻緒に手の平を上にして人差し指と中指を入れ、もう片方の手で草履の台を押さえながらグッと上に引っ張ってみてください。これで鼻緒がゆるむので、多少、履きやすくなります。
強く引きすぎると、破損する恐れがあるので力加減には注意してくださいね。
また、鼻緒の付け根のV字になった部分を両手の親指と人差し指でつまんで揉みほぐしても柔らかくなるため、履きやすくなるでしょう。
さらに、もしそばにご自分より足の大きな男性のご家族やお知り合いがいたら、その方に履いてもらうという手もありますよ。すると驚くほど履きやすくなるので、どうしてもダメな時のために覚えておいてくださいね。
体型に合った草履選び
身長が高いとか、大柄の方は、台がやや低めのものにするのがおすすめです。逆に、小柄な方は、台が高めの草履を意識して探してみてはいかがでしょうか。
お求めは通販もおすすめ
お店を直接訪れて草履を探すのもよいのですが、通販もおすすめです。自宅にいながらスマホで探せますし、目的別のおすすめなどがカテゴライズされているので、とても選びやすいですよ。
バッグとセットで売られていることも多いため、ついでに買っておくとコーデに迷わなくて済みますし、使い回しも可能です。
試着できないのが難点ですが、どうしても足に合わない時のために、返品交換できるかを事前に調べてから利用することをおすすめします。
ただ、新品の場合は、とくに鼻緒が硬いため、履きにくく感じるかもしれません。でもサイズさえ間違っていなければ、履けないことはないはずです。そのような場合は慌てずに、先ほどお伝えした鼻緒のゆるめ方を参考にしてください。
草履で美しく歩くコツ
訪問着コーデをより美しく見せるのは、着用している方の所作。とくに歩き方によって、同じ訪問着や草履でも、見た目の雰囲気や気品に大きな差が出ると理解してください。
訪問着を着用するシーンでは、ご自分を素敵に見せることも大事ですが、訪問先の雰囲気をけがさないとか、主催者や同席する方々に気持ちよく過ごしていただくことも大変重要です。
その意味で、立ち居振る舞いに気を配るのも大切なマナーの一つと心得ておきましょう。
では、訪問着での美しい歩き方について解説しましょう。
ポイントは3つあります。
まず一つ目は、「膝をくっつけるような気持ちで、やや内股で歩く」です。
足が開いたり、外股だったりすると着崩れの原因になりますし、ガサツで下品に映るので注意しましょう。
二つ目は、「胸を張りすぎず、頭頂部から糸で真上に引っ張られているイメージで、真っ直ぐな線の上を歩くつもりで歩く」です。
猫背で顎を前に出してはいけませんが、胸を張って偉そうに見えるのもよくありません。「楚々として上品に」を意識しましょう。一本の線上を歩く気持ちでいると、自然とやや内股になるのでスタイルも整いますよ。
最後は、「足首から後ろが裾から見えない程度の歩幅で、足裏を天(草履の上面)に付けたまま歩く」です。
訪問着の中だけで歩くイメージを持ってください。実際に歩く際は、足が裾の前から顔を出します。でもその範囲は、足首より前までと考えてくださいね。
それ以上出すと大股になりますし、長襦袢が見えたり、八掛が擦れて傷んだりするため、気をつけましょう。
また、足裏を天に付けたまま歩こうと思うと、かかとではなく、つま先から地面に着地しなければなりません。こうすると歩幅が自然と小さくなりますし、パタパタと音がしないので、より上品に見えますよ。
鼻緒を親指と人差し指でしっかり挟むように意識するのもよいでしょう。
草履を脱ぐ際のマナー
お茶会や自宅にお呼ばれした際は、草履を脱ぐことになります。その際のマナーについて解説しましょう。
- 玄関に入り、前(建物の中)を向いたまま両足を揃えて草履を脱ぎます。この時、足先を少し上に挙げるように意識すると脱げやすくなります。
- 上り框(あがりかまち)に下座の足から上がり、続いて上座の足を上げて両足を揃えます(ここで主人に歩く会釈するのもよいでしょう)。
- 体を直角に回して跪座(=きざ:両膝をついて爪先立てて腰を下ろす)し、草履に近い方の手で草履を180度回してそろえます。
体を回す際に下座側の足を少しだけ前に出してから行うと、訪問着の裾が乱れませんよ。また草履を揃える側とは逆の手で袂を押さえておくと袖が床につきませんし、美しく見えます。
注意点として、訪問先の方にお尻を見せないことが大事なので、中に向かって後ろ向きに草履を脱がないことです。礼儀だと思ってついやってしまいがちですが、これは和装だけでなく普段でも同じなので、覚えておくとよいですよ。
「3」のところで体を直角に(180度ではなく)回すのも、訪問先の方にお尻を見せない心遣いからです。
また、「下駄つき」といって玄関に下駄箱がある場合は、そちら側が下座になります。よって、入った右側に下駄箱があれば、そちらが下座のため、右足から脱いで左手で草履を揃えます。下駄箱が左側なら、左足から脱いで右手で草履を揃えましょう。
草履のお手入れと注意点
草履の敵は、ズバリ「湿気」です!
とくに雨には弱いと覚えておきましょう。中がコルクなので、水洗いも避けてください。濡れた場合は、帰宅してすぐに乾いた布で水気を拭き取るようにします。
晴れた日でも、汚れを落とすためにブラッシングしたり、乾布で拭いたりするのはおすすめですよ。
ちなみに雨用にカバーのついた雨草履や、濡れるのを防ぐ雨カバーもあります。ゴムで底がコーティングされた晴雨兼用草履も市販されているので、参考にしてくださいね。
本革や合皮などは、どうしてもキズ付いてしまうことがありますが、小さなものなら同系色のマニキュアやマジックを塗ると誤魔化せます。とくにマニキュアは、塗って乾かし、また塗って…を2、3回繰り返すとかなり綺麗に仕上がりますよ。
草履の保管方法
保管する際も、ケアするのは「湿気」です!
草履保管収納ケースが市販されているので、これに乾燥剤と一緒に入れておくと安心ですよ。湿気が低い、風通しの良い場所に収納しておきます。バッグと一緒に保管できる少し大きめのケースもあるため、必要に応じてお求めください。
よかれと思って新聞紙で包んだり、ビニール袋に入れたりする方もいますが、逆効果になるので避けましょう。
また型崩れを防ぐために、草履キーパー(鼻緒キーパー)を鼻緒に差し込んでおくのもおすすめです。安価なものなら1,000円前後で市販されているため、使うように習慣づけると草履が美しいまま長持ちしますよ。
着物レンタルなら色んな草履が楽しめる!
訪問着や草履が必要な場合は、着物レンタルがおすすめです。その理由について解説しましょう。
コスパがいい
訪問着はいつ必要になるかわからないですよね。しかもその目的や季節によって着たいデザインが違ってくる可能性もあるでしょう。
例えば、結婚式とお茶会では場の雰囲気が違います。また夏前や残暑の時期は単衣(ひとえ)、盛夏なら絽(ろ)を着用するのが一般的です。春と秋では適した柄も異なるでしょう。
これらすべての用途に合うように、複数のパターンの訪問着を購入するのはコスト面で大変です。その点、着物レンタルであれば安いものなら1万円前後で借りることができます。
しかもキャンペーンなどで通常より安い料金で貸し出しているケースも少なくないため、かなりコスパがいいですよ。ネットレンタルの場合は、無料で送り届けてくれる場合もあるので、大変お得です。
草履もその他の小物もセットでレンタルできる
着物レンタルの場合は、セットで小物も借りることができます。訪問着は、着物だけあればいいわけではありません。
今回の主役である草履に始まり、足袋、長襦袢や帯あげ、帯締め 、重ね衿、肌着、腰紐、伊逹締め、帯板、帯枕、衿芯、和装ベルトなど数多くの小物が必要になります。着物レンタルはこれらがレンタル料金に含まれているため、購入に比べるとかなりお得ですよ。
e-きものレンタルで訪問着のレンタルを申込みいただくと下記の15点がセットになっていてとても便利です。
- 着物
- 長襦袢(白半衿付き)
- 袋帯
- 帯揚げ
- 帯締め
- 重ね衿
- 肌着(ワンピースタイプ)
- 腰紐(4本)
- 伊達締め(2枚)
- 和装ベルト
- 帯枕
- 帯板
- 衿芯
- 草履バッグセット
- 足袋(新品プレゼント)
好きなデザインやブランドが選べる
着物レンタルは、ラインナップが豊富な点も魅力です。訪問着の場合、成人式用の振袖や卒業式の袴などと違って、ユーザーの年齢層はまちまちです。もちろんサイズもさまざまですよね。
購入の場合は、年を重ねたり、体型が変わったりすると着れなくなる可能性がありますが、着物レンタルだとその時の年齢や目的に合わせたデザインやサイズの訪問着をチョイスできます。
訪問着は色んなブランドや有名デザイナーがデザインしており、毎年のように新作もリリースされるため、レンタルの方が流行にキャッチアップできるでしょう。
手続きが楽
着物レンタルには、ネット店舗とリアル店舗の2種類があります。とくにネット店舗の場合は、スマホがあればすべての手続きが済むのでとても便利ですよ。
アカウントを作り、画面上でカタログからお気に入りの商品を選んだら、そのまま申し込んで決済するだけです。訪問着と小物のセットが郵送で届くので、わざわざお店に出向かなくても、ご家族と相談して自宅から予約したり、お友達と一緒に選んだりできます。
急なニーズにも対応できる
着物レンタルは、急なお呼ばれにも対応できます。とくにネット店舗の場合は、24時間・365日いつでも予約できるうえ、訪問着一式が郵送で届くので大変便利ですよ。
クリーニングが不要
着物レンタルは、使用後のクリーニングが要りません。訪問着のクリーニングは、一着につき数千円から1万円前後かかるのが一般的です。かさばるため、クリーニング店に持っていくのも楽ではないでしょう。そうした手間とお金がかからないというのは、お得感がありますよね。
ひどく汚したり、破いたりした場合は、クリーニング代や補修費が請求されることがあります。ただそのような場合に備えて、1,000〜2,000円くらいで入れる保険が用意されていることが多いので、心配な方は入っておくとよいでしょう。
e-きものレンタルでは、訪問着のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。
詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。
使用後の手入れや収納が不要
購入の場合は、使用後にクリーニングしたり、定期的に陰干ししたりと何かと手入れが大変です。収納にも場所をとります。着物レンタルでは、そのようなことが一切必要ないためとても便利で余分な手間がかかりません。
まとめ
訪問着用の草履についてお伝えしました。
訪問着は、準礼装または略礼装にあたるため、着用する際にマナーを心得ておくことが大切です。
草履にも格式があるので、高さや素材、カラーなど、TPOを考え、そのシーンに相応しいものを選びましょう。
おしゃれの基本は足元からと言われますが、これは訪問着にも当てはまりますよ。草履が変わると見え方がまったく違ってくるので、後悔のないベストの草履を選んでお出かけくださいね。
e-きものレンタルでは、訪問着がご入用の皆様を経験豊富なスタッフが全面的にサポートいたします。
愛知で創業50年以上の歴史を持ち、トレンドから根強い人気の定番まで幅広いラインナップを数多くご用意しております。小物もスタッフが無料でコーディネートしてお送りしますので、お着物初心者の方もご安心ください。
皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。