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訪問着・付下げ着物のコト

2025.02.022025.02.02

付け下げと訪問着の違いとは?定義や着用シーン・見分け方・おすすめのコーディネート例もご紹介!

付け下げと訪問着の違いとは?定義や着用シーン・見分け方・おすすめのコーディネート例もご紹介!
e-きものレンタル 編集部
目次

    付け下げと訪問着の違いとは?定義や着用シーン・見分け方・おすすめのコーディネート例もご紹介!

    主にお呼ばれした時に着用する「付け下げ」と「訪問着」は、よく似た用途で使用されることが多く、その違いがわからないという声がよく聞かれます。おそらく多くの皆さんが、「どこが違うの?」と聞かれてもはっきりと答えられないのではないでしょうか。

    もともと、付け下げと訪問着には明らかな違いがあったのですが、最近ではその定義が曖昧になっていることも事実です。

    そこで今回は、付け下げと訪問着の違いや見分け方、おすすめコーデをご紹介します。

    付け下げも訪問着も、とても美しく魅力的なデザインが多いので、その意味や違いを知ってうまく使い分けてくださいね!

     

    着物には格の違いがある

    着物には「格」があるのをご存知でしょうか?格によって着用するシーンや着用できる立場などにも違いが出てきます。好きなものなら何でも着ていいというわけにはいきません。

    格には、

    • 第一礼装
    • 準礼装

    の2種類があります。

    第一礼装はもっとも格式が高く、「黒留袖」「色留袖」「振袖」が該当します。

    準礼装は、第一礼装より格が下で、今回の主役である「訪問着」はこちらに分類されますよ。ただし、紋が入らない訪問着は準礼装より格式張らない「略礼装」になります。

    そして訪問着よりもカジュアルで格が下の略礼装が「付け下げ」という位置付けになります。

     

    「合口(あいくち)」と「絵羽(えば)」を理解しよう

    付け下げと訪問着の違いは、「合口」と「絵羽」という専門用語について理解しておくとわかりやすいです。

     

    合口とは

    着物は複数の生地を縫い合わせて作ります。すると当然、縫い目ができますよね。生地同士を縫い合わせた時にそれぞれの柄がつながっている部分を合口といいます。

    合口があるのが、訪問着で、無いのが付け下げです。

     

    絵羽とは

    絵羽とは、着物の袖、身頃(みごろ)、衽(おくみ)などの縫い合わせ部分に柄の模様が連続するような染め方や、そのように染められた着物そのものを指します。

    つまり、先ほどの合口で生地同士を合わせることで絵羽が仕上がり、そのような着物を訪問着といいます。

    付け下げには、この絵羽がないか、訪問着に比べると控えめですよ。

     

    付け下げと訪問着の基本

    訪問着

    付け下げと訪問着をさらにわかりやすく説明しましょう。

     

    付け下げの定義

    付け下げは、お呼ばれした時の着物なので「訪問する際に着用する」という意味で訪問着と用途は同じと考えてよいでしょう。

    ただ訪問着に比べると柄が少なく、あるいは小さく地味なのが特徴ですよ。裾周りや肩、袖あたりにワンポイントで描かれているのが基本です。

    もともと訪問着の華やかさを少し抑える用途で作られました。よって、訪問着よりは格下でややカジュアルな印象になります。

    イメージでは古くからあるように思われるかもしれませんが、その歴史は意外に浅く、第二次世界大戦で贅沢が許されなかった頃に誕生しました。一般に広まったのは昭和30年代以降です。

    訪問着のように合口も絵羽もなく(または控えめ)、反物(たんもの)の状態で販売されており、着用したときに柄がすべて上を向くように描かれています。

    ちなみに付け下げとほぼ同格の着物で「色無地(いろむじ)」というものもあります。

    付け下げや訪問着とは違ってまったく柄がありません。紋を付けると付け下げより格が上になることもありますが、紋がなければ、訪問時だけでなく普段使いにもできますよ。

    付け下げよりもさらにトーンを抑えてシンプルなおしゃれを楽しみたいときにおすすめです。

     

    訪問着の定義

    訪問着は、準礼装に分類され、付け下げよりも格が高いです。誕生したのは、付け下げより古く大正時代の初期になります。訪問着かどうかは広げてみるとよくわかりますよ。

    柄が絵羽として連続しているのが特徴。付け下げの柄がワンポイントで描かれているのに対して、訪問着は大ぶりな柄や華やかな模様が一周にわたりつながって描かれていますよ。

    自分を華やかに着飾るのはもちろんですが、訪問先の方や、招待してくれた相手を敬うとか、失礼に当たらないように振る舞う意味も込められています。よって第一礼装ではありませんが、それなりの格式があるシーンで着用されることが多いですよ。

     

    付け下げと訪問着の着用シーン

    では続いて、付け下げと訪問着の着用シーンについて見ていきましょう。

     

    付け下げを着る場面

    付け下げは、既婚でも未婚でも着用でき、訪問着よりもややカジュアルな扱いです。とはいえ、結婚式や入学式・卒業式、お見合い、同窓会、お子さん七五三やお宮参り、お茶会、観劇やパーティーなどのシーンで着用して構いません。

    とくに結婚式や披露宴、お祝いを目的としたパーティーなどでは、金糸や銀糸が織り込まれた豪華な袋帯を締めると付け下げでも十分に映えます。

    ただ、訪問着と比べると控えめな用途で使用されるのが基本のため、ご自分が主役か脇役かという点から判断するのもよいでしょう。

    例えば披露宴に呼ばれた場合は、主役は新婦ですからご自分は脇役です。よってこの場合は付け下げがピッタリですよ。

     

    訪問着を着る場面

    訪問着は、入学式や卒業式、親族の結婚式、お見合い、格式の高いパーティーやお茶会などフォーマルな場面で着用されます。

    訪問着は、付け下げよりも格が高いので、ご自分が主役のイベントではうってつけですよ。

    広げると美しい絵画のように、明るく華やかな柄や模様が広がっているため、とくにお祝いのシーンにはピッタリのコーデになります。

     

    見分け方と選び方のコツ

    着物の選び方

    これまでの説明で、付け下げと訪問着の違いが大まかにご理解いただけたと思います。ここからさらにそれぞれの見分け方のポイントや価格の違いなどについて解説しましょう。

     

    お店での見分け方

    着物ショップにいくと、付け下げか訪問着かはすぐに見分けがつきます。

    すでにご説明したように、付け下げの場合は反物で売られています。一方の訪問着は衣桁(いこう)と呼ばれる衝立や屏風のように立てられた木組みの家具に掛けられていることが多いです。

    見た目も、付け下げは柄が小さくて飛び飛びになっているのが基本。とくに帯より上は、柄がとても少ないか、まったく無いのが特徴です。訪問着は、帯の上も下も関係なく、絵羽が一枚の絵画のようにつながっています。パッと見た時に明るく華やかな印象が強いですよ。

    また訪問着は、柄が全体にはっきりと描かれているので、季節感を演出するにもうってつけです。

    以下の表のように、それぞれの季節をイメージしやすい花や自然の様子がモチーフになっているものがとても多いです。

    桜、牡丹、バラ、藤、松竹梅など

    朝顔、紫陽花、杜若(カキツバタ)、菖蒲、鉄線、海や波、川など

    菊、紅葉、桔梗、ススキ、萩、ざくろ、吹き寄せ、月など

    椿、梅、南天、雪など

    「花が咲く」「実る」など、植物は縁起の良い象徴としての意味合いが強いので、どの季節でも意識して描かれています。夏は涼しさを演出するために海や波、川が、冬は雪がモチーフになっていることも多いですよ。

    さらに、訪問着には、「八掛」という裏地が付いています。

    袖口、前身頃、後ろ身頃、衽(おくみ)裏の全部で8か所に裏地を付けることから「八掛」と呼ばれています。

    袖や裾を保護する役割があるのですが、着物の表面とは違う色を使うことが多く、腕を挙げたり、歩いたりしたときにチラリと見えるのがおしゃれのアクセントにもなります。

    ただし、付け下げでも希望すれば八掛を追加することは可能です。

    また、最近では「付け下げ訪問着」といって、一見したところでは付け下げか訪問着か見分けがつかないものも登場しています。付け下げよりやや格式が高く、訪問着よりは少しカジュアルといった感じです。

    ここまで来ると感覚的な話になりますが、年代や用途によって選択肢が増えたと考えるといいかもしれませんね。

     

    着物レンタルでの見分け方

    着物レンタルの場合は、付け下げと訪問着をひとくくりにして展示されていることが多いです。ネットレンタルでも、「付け下げ・訪問着」とカテゴライズされているケースがほとんどですよ。

    最近では付け下げと訪問着の境界が曖昧になっていることもあって、サイト内でも厳密に分けていないことが少なくありません。そのため、用途や目的、お好みに合わせてご自分でお気に入りをチョイスできるといいでしょう。

     

    季節によって素材と仕立てが違う

    付け下げや訪問着は、季節によって素材や仕立てが異なります。

    秋口から梅雨の前(10月頃〜5月末)は、裏地がついた袷(あわせ)、夏前の6月頃と残暑の9月頃は裏地がない単衣(ひとえ)、真夏は薄物(うすもの)といって風通しの良い絽(ろ)や紗(しゃ)で仕立てるのが一般的です。

     

    価格帯の違い

    価格は、基本的に付け下げの方が訪問着より安価になります。

    ただ、ものによってさまざまで、大まかにいうと

    付け下げ→5〜100万円

    訪問着→10〜200万円

    といった感じです。

    染め方や素材でかなりの金額差がありますが、同じ様式のものでも、訪問着は付け下げの約2倍くらいとお考えください。

     

    付け下げと訪問着のコーディネート例

    続いて、付け下げと訪問着のコーディネートについて簡単に解説しましょう。

     

    フォーマルなシーンでのコーディネート

    フォーマルなシーンでは、訪問着を着用するようにしましょう。ピンクやクリーム、ライトグレーなどがおすすめ。

    とくに結婚式では、鴛鴦(おしどり)や鶴、松竹梅、貝桶、扇柄といった吉祥文様をチョイスするといいですよ。

    また訪問着は、帯や帯締めのデザインによっても印象が大きく違ってきます。おめでたい席では、金糸や銀糸がふんだんに織り込まれた袋帯にすると、とても映えるでしょう。

    ただし、新婦より目立ちすぎない程度のコーデを意識してくださいね。

    訪問着|対応身長:153~165cm|サイズ:7~13号|#2L697

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    訪問着

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    カジュアルなシーンでのコーディネート

    カジュアルなシーンでは、付け下げか、付け下げ訪問着がおすすめです。

    遊び心を持たせる意味で、ヘアメイクや髪飾りを工夫するのもよいかもしれません。

    髪型は、訪問着でも付け下げでも、清潔感のあるアップスタイルが基本です。首元やうなじが綺麗に見えますからね。そこに可愛いつまみ細工や華やかなパール系のアクセサリーや明るいかんざしなどをうまくあしらうと、おしゃれ感が増すでしょう。

    かんざし

     

    付け下げや訪問着は着物レンタルがおすすめ!

    付け下げや訪問着が必要な場合は、着物レンタルがおすすめです。その理由について解説しましょう。

     

    コスパがいい

    付け下げや訪問着はいつ必要になるかわからないですよね。しかもその目的や季節によって着たいデザインが違ってくる可能性もあるでしょう。

    例えば、結婚式とお茶会では場の雰囲気が違います。また夏前や残暑の時期は単衣(たんい)、盛夏なら絽(ろ)などの薄物を着用するのが一般的です。春と秋では適した柄も異なるでしょう。

    これらすべての用途に合うように、複数のパターンの付け下げや訪問着を購入するのはコスパが悪いです。その点、着物レンタルであれば安いものなら1万円前後で借りることができます。

    しかもキャンペーンなどで通常より安い料金で貸し出しているケースも少なくないため、かなりお得ですよ。

     

    小物がセットでレンタルできる

    着物レンタルの場合は、セットで小物も借りることができます。訪問着は、着物だけあればいいわけではありません。

    長襦袢や帯あげ、帯締め 、重ね衿、肌着、腰紐、伊逹締め、帯板、帯枕、衿芯、和装ベルト、 草履、足袋など数多くの小物が必要になります。着物レンタルはこれらがレンタル料金に含まれているので、購入に比べるとかなりお得ですよ。

     

    e-きものレンタルで訪問着のレンタルを申込みいただくと下記の15点がセットになっていてとても便利です。

    1. 着物
    2. 長襦袢(白半衿付き)
    3. 袋帯
    4. 帯揚げ
    5. 帯締め
    6. 重ね衿
    7. 肌着(ワンピースタイプ)
    8. 腰紐(4本)
    9. 伊達締め(2枚)
    10. 和装ベルト
    11. 帯枕
    12. 帯板
    13. 衿芯
    14. 草履バッグセット
    15. 足袋(新品プレゼント)

     

    好きなデザインやブランドが選べる

    着物レンタルは、ラインナップが豊富な点も魅力です。付け下げや訪問着の場合、成人式用の振袖や卒業式の袴などと違って、ユーザーの年齢層はまちまちです。もちろんサイズもさまざまですよね。

    購入の場合は、年を重ねたり、体型が変わったりすると着れなくなる可能性がありますが、着物レンタルだとその時の年齢や目的に合わせたデザインやサイズの付け下げや訪問着をチョイスできます。しかもいつでも新品のように綺麗なものが着用できるのも嬉しいです。

    付け下げも訪問着も色んなブランドや有名デザイナーがデザインしており、毎年のように新作もリリースされるため、レンタルの方が流行にキャッチアップできるでしょう。

     

    手続きが楽

    スマホで注文

    着物レンタルには、ネット店舗とリアル店舗の2種類があります。とくにネット店舗の場合は、スマホがあればすべての手続きが済むのでとても便利です。

    アカウントを作り、画面上でカタログからお気に入りの商品を選んだら、そのまま申し込んで決済するだけです。わざわざお店に出向かなくても、ご家族と相談して自宅から予約したり、お友達と一緒に選んだりできるのも嬉しいですよね。

     

    急なニーズにも対応できる

    着物レンタルは、急なお呼ばれにも対応できます。とくにネット店舗の場合は、24時間・365日いつでも予約できるうえ、訪問着一式が郵送で届くので大変便利ですよ。

     

    クリーニングが不要

    着物レンタルは、使用後のクリーニングが要りません。付け下げや訪問着のクリーニングは、一着につき数千円から1万円前後かかるのが一般的です。かさばるため、クリーニング店に持っていくのも楽ではないでしょう。そうした手間とお金がかからないというのは、お得感がありますよね。

    ひどく汚したり、破いたりした場合は、クリーニング代や補修費が請求されることがあります。ただそのような場合に備えて、1,000〜2,000円くらいで入れる保険が用意されていることが多いので、心配な方は入っておくとよいでしょう。

     

    e-きものレンタルでは、訪問着のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。

    詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。

    安心サポートシステム

     

    使用後の手入れや収納が不要

    購入の場合は、使用後にクリーニングしたり、定期的に陰干ししたりと何かと手入れが大変です。収納にも意外と場所をとります。着物レンタルでは、そのようなことが一切必要ないためとても便利で余分な手間がかかりません。

     

    まとめ

    訪問着

    付け下げと訪問着の違いについて解説しましたが、ご理解いただけたでしょうか?

    初めのうちはわかりにくくても、何度も着用したり、画像を見たりすていると見分けがつくようになってきますよ。

    見た目が華やかで、柄が広く描かれているのが訪問着。柄が飛び飛びになっていて控えめのデザインだと付け下げ、と覚えておくとよいでしょう。

    ただ最近では、付け下げと訪問着の差が曖昧になってきてますし、いちいちどちらか問い正されるようなことはまずないでしょう。

    招かれた場所やシーン、またお相手や他の参加者がどのような方かをよく考慮して、上手に使い分けてはいかがでしょうか。

     

    e-きものレンタルでは、訪問着がご入用の皆様を経験豊富なスタッフが全面的にサポートいたします。

    愛知で創業50年以上の歴史を持ち、トレンドから根強い人気の定番まで幅広いラインナップを数多くご用意しております。小物もスタッフが無料でコーディネートしてお送りしますので、お着物初心者の方もご安心ください。

    皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。

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    e-きものレンタル 編集部

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