卒業式の袴で矢絣が人気の理由は？魅力やおすすめコーデ・袴レンタルを選ぶポイントも！
卒業式の袴で矢絣が人気の理由は？魅力やおすすめコーデ・袴レンタルを選ぶポイントも！
卒業式用の袴には数多くのデザインがありますが、最近は「矢絣（やがすり）」の人気が高まっています。
「そもそも矢絣って何？」「どうして人気なの？」と思われた方も多いでしょう。
そこで今回は、矢絣の意味や魅力、おすすめのコーデや袴レンタルがおすすめの理由やショップ選びのポイントなどを解説します。
矢絣とは？
まず矢絣の意味や魅力、人気の秘密について解説しましょう。
矢絣柄のルーツと意味
矢絣は、矢羽根をモチーフにした古典柄で、そのデザインには「射た矢は戻らない」という縁起の良い意味が込められています。一度射た矢は的に当たると戻ってきませんよね。だから、卒業という門出に際して決意を新たにし、前進する強い意志を象徴するものとして昔から多くの人に愛されてきたのです。
矢絣の起源は、平安時代にまで遡ります。武士の装束や武具に用いられたのが始まりだそうですよ。
その後、江戸時代には庶民の間にも広まって、着物や帯などの柄として親しまれるようになりました。時代劇を意識して観ていると、結構矢絣が使われているのに気づくかもしれません。
とくに大正時代になると女性の間では、紺と白の矢絣柄の着物を着て袴と革靴を合わせるスタイルが流行し、制服として人気が出ました。
矢絣の柄は、単純な直線で構成されているにもかかわらず、その組み合わせによりさまざまな表情が見られます。色や素材によって印象が大きく変わるのも魅力の一つですよ。
矢絣は、単なる柄としてだけでなく、日本の歴史や文化を色濃く表したデザインで、卒業式という特別な日にその意味と美しさを改めて感じていただけたらと思います。
なぜ卒業式に人気？矢絣柄の魅力
矢絣柄は、バリエーションが豊富で古典的なデザインから今風にアレンジされたモダン柄までさまざまなチョイスができるため、他の人とは違った個性を演出できるのも人気の理由です。
矢絣柄は、着る人の年齢や雰囲気を問わないので、誰でもおしゃれに着こなせる点も大きな魅力。縦ラインが強調されるため、体型がふっくらした方にもおすすめですよ。
独特な幾何学模様は、写真の中でも目を引きやすく、卒業式の思い出の一枚にうってつけかもしれません。
多様な矢絣柄のバリエーション
一口に矢絣柄と言っても、そのデザインは多種多様です。
伝統的な矢絣柄は白と紺色を基調としたものが一般的ですが、最近ではピンクや水色などのパステルカラーや、赤や黄色などの鮮やかな色を使ったものも登場していますよ。
卒業袴|赤系|R0108B|対応身長:153-158cm|ｻｲｽﾞ:7-13号
卒業袴|緑系|R1485B|対応身長:158-163cm|ｻｲｽﾞ:7-13号
卒業袴|ﾋﾟﾝｸ系|R1427|対応身長:153-158cm|ｻｲｽﾞ:7-13号
また矢羽根の大きさや間隔、角度などもさまざまで、それによって全体の印象が大きく変わります。矢絣柄に他の柄を組み合わせたデザインも人気です。
例えば、桜や梅などの花柄と組み合わせることで、より華やかでキュートな印象になります。他の幾何学模様やストライプ柄と組み合わせれば、モダンでスタイリッシュなコーデが楽しめるでしょう。
卒業袴|青系|R1484|対応身長:158-163cm|ｻｲｽﾞ:7-13号
卒業袴|緑系|HAGC55A|対応身長:158-163cm|ｻｲｽﾞ:7-13号
卒業袴|黒系|R055-1|対応身長:153-158cm|ｻｲｽﾞ:7-13号|和風館
このように、矢絣柄は、その組み合わせやデザインによって、無限の可能性を秘めており、着る人の個性を引き出すとっておきのデザインと言えるでしょう。
おすすめの矢絣袴コーデ！
それではここから、おすすめの矢絣コーデをご紹介しましょう。
定番からトレンドまで！人気スタイルを紹介
矢絣は伝統的な柄でありながら、現代のファッションにも合わせやすいのが魅力です。
まず定番は、紺と白の組み合わせ。大正ロマンを彷彿とさせるレトロな雰囲気が人気で、卒業式にピッタリの装いです。そもそもが女学生用の制服でしたので、やはり学舎（まなびや）である学校を卒業するという意味で、白と紺のデザインは身が引き締まります。
紫と白の組み合わせも定番のひとつで、人気があります。
袴の色や素材によっても、全体の雰囲気に差が出ますよ。
例えば、紺色の袴は落ち着いた印象、エンジ色は少し華やかさが出ます。グラデーションもオシャレですよ。
素材も、ウールは上品で落ち着いた印象になり、ポリエステルは軽くて動きやすいのが特徴です。
さらに足元はブーツを合わせるのが定番になりつつあります。
袴スタイルに合うだけでなく、歩きやすいというメリットもあります。卒業式当日は意外とあちこち移動するので、草履だと不便を感じる方が少なくありません。
ブーツのカラーは黒や茶色が定番ですが、袴の色に合わせて、ベージュや白などをチョイスしてもオシャレですよ。
ちなみに草履を合わせる場合は、足袋の色にもこだわるとよりおしゃれな印象になります。白が定番ですが、それ以外の色や柄があしらわれたものもあるので、チェックしてみてくださいね。
小物で個性を演出する
袴コーデは、着物と袴だけでなく小物使いによっても個性を演出できます。
袴用の小物には、半巾帯や重ね衿、髪飾り、バッグなどがあります。
例えば、半巾帯なら着物と袴の色に合わせて選ぶだけでなく、素材やデザインにもこだわってみましょう。
レースやビーズがあしらわれた重ね衿は、華やかで可愛らしい印象になりますよ。
他にもたくさんのカラー、デザインの半衿をご用意しておりますのでご覧ください。
髪飾りは、花やリボンだけでなく、つまみ細工のような和風のモチーフを取り入れてみるのもよいでしょう。
他にもたくさんのカラー、デザインの髪飾りをご用意しておりますのでご覧ください。
バッグには、巾着やがま口バッグ、ビーズバッグ、クラッチバッグなどがあります。白と紺の定番であれば和風の巾着バッグやがま口バッグがよく似合います。他の色合いならビーズバッグやクラッチバッグ、トートバッグなどで洋風な感じを演出するのもよいでしょう。
 | 卒業式の袴用カバンの選び方！コーデに似合うおすすめや持ち物リストも紹介 卒業式の袴に合うカバンやおすすめのカバンを詳しく紹介しています。 |
これらの小物を上手に活用すれば、自分だけのオリジナルスタイルを楽しむことができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね！
卒業式の矢絣袴はレンタルがおすすめ！
卒業式の矢絣袴はレンタルがおすすめです。その理由を4つに分けて解説しましょう。
ラインナップが豊富
まず袴レンタルはラインナップが豊富です。定番の古典的な色合いからモダンまで様々なタイプが揃っているので、ご自分にピッタリの矢絣袴が見つけやすいでしょう。
袴レンタルにはリアル店舗とネット店舗の2種類があります。とくにネット店舗は、お店を持たない分、在庫が豊富な場合が多く、スマホがあれば商品チェックから予約まで完結できるのでとても便利ですよ。
コスパがいい
袴レンタルはとてもリーズナブルな価格でレンタルできるので、コスパがいいです。人気のデザインでも数万円で借りられるため、学生にとってはとてもありがたいですよ。
小物がセットで借りられる
袴レンタルでは、基本的に袴一式に加えて小物もセットで貸してくれます。購入する場合は、小物もすべて買い求める必要があるのでとてもお得ですよね。
ちなみに袴レンタルでは以下のような小物を貸してくれます（お店によって異なります）。
- 半巾帯
- 長襦袢
- 肌着
- 草履
- 腰ひも
- 和装ベルト
- 帯板
- 伊逹締め
- 重ね衿
- 衿芯
- 足袋
など。
クリーニングが不要
袴レンタルは、返却時のクリーニングが不要です。借りた時のまま返せばよいのでとても楽ですよ。
袴レンタル店を選ぶポイントと注意点
袴レンタルを選ぶポイントや利用する際の注意点について解説しましょう。
契約内容を確認しよう
まずレンタルする際の契約内容を、しっかりと確認しましょう。具体的には、以下の5点に注意してくださいね。
1.レンタル料金
レンタル料金は、税込でいくらになるのか、またどこまでのサービスが受けられるのかを確認しましょう。カタログの表示価格が安くても、卒業式シーズンには高くなることもあるので、気をつけてくださいね。
お店によって価格帯がずい分違うため、最初に高いと感じたら無理をせず、他のお店も探してみましょう。
クリーニング代は無料が基本ですが、ひどく汚した場合や破損したときは別途費用がかかります。送料もお店側が負担するケースが多いですが、有料のお店もあるのでよく調べておきましょう。
2.レンタル期間
袴のレンタルは、期間がきっちりと決められています。早ければ翌日には送り返さなければならないため、スケージュールに問題ないか確認しておきましょう。延長の場合は、追加料金が発生するので、その条件についても把握しておきましょうね。
e-きものレンタルで卒業袴のレンタルを申込みいただくとレンタル期間は最大３泊4日！
ご着用日前日から翌日までの２泊3日か、2日前から翌日までの３泊4日のどちかかをお選びいただけます。
3.返却方法
返却方法は、基本的に郵送が多いです。配送業者や送り方が指定されていることが多いので、その方法に従いましょう。
4.保険加入
「料理やドリンクで汚してしまった」「転んで泥をつけた」「袖を引っ掛けてほつれてしまった」というケースが、気をつけていても意外と多いです。
袴レンタルでは1,000円くらいで保険に加入できます。汚れや破損は、別途料金が請求されますが、保険に加入しているとご自分の負担は０円で済みます。とくに価格の高い袴は修繕費も高額になるので、保険への加入がおすすめですよ。
e-きものレンタルでは、袴のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。
詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。
5.キャンセル規定
キャンセルした場合は、キャンセル料金が発生します。予約日に近づくほど料金が高くなるため、もしキャンセルするなら早めがいいでしょう。
仮予約の場合でもキャンセル料金が請求されるお店があるので、よく確認しておきましょうね。
レンタル前の確認事項
レンタル前の確認事項もご紹介します。
1.着物のサイズ確認
せっかくデザインが気に入っても、オーバーサイズだったり、小さすぎたりするととても残念ですよね。そのようなことがないように、色柄だけでなく、サイズもしっかりと確認しておきましょう。
お店によって表示方法が違います。だいたい目安となる身長が書かれています。あとはS/M/L、あるいは裄丈、袖丈、袴丈（詳しくはこの後の「袴購入のメリットとデメリット」で解説しますので参考にしてください）が表示されていることも多いです。レンタルする前に必ずご自分のサイズを正確に測っておきましょう。年単位で早めに予約する場合は、体型の変化にも気をつけましょうね。
2.小物の確認
小物がセットでサービスされるお店と、袴とは別にレンタルしなければならなかったり、自分で購入しなければならなかったりするお店があります。セットでレンタルできる場合でも、その内容はお店によって違うので注意しましょう。
e-きものレンタルで袴セットのレンタルを申込みいただくと下記の13点がセットになっていてとても便利です。
- 着物
- 袴
- 半巾帯
- 衿芯
- 重ね衿
- 長襦袢（白半衿付き）
- 肌着（ワンピースタイプ）
- 腰紐（4本）
- 伊達締め（2枚）
- 和装ベルト
- 帯板
- 草履
- 足袋（新品プレゼント）
袴購入のメリットとデメリット
もちろん卒業式用袴は購入しても構いません。成人式用の振袖をそのまま袴で使う方もいますし、家族の着物を借りるのもよいでしょう。
自分だけのお気に入りの矢絣袴を何度も着たいという方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
購入のメリットは、色の組み合わせや矢羽根の太さや長さなど、好きなデザインの袴をご自分のものにできるという点です。
また、自分の体に合ったサイズで作ることができるので、着心地も抜群で申し分ありません。
矢絣は時代を感じさせない利点があるため、大切に保管しておけば、将来的に妹さんや姪御さん、ご自分の娘さんに譲ることもできるでしょう。
ただしデメリットもあります。
まずレンタルよりも費用が高くなるという点です。また保管場所が必要な上、クリーニングや虫干しなどのメンテナンスもご自身で行うことになります。
購入する場合はいくつか注意ポイントがあります。
まず、袴の素材を確認しましょう。袴の素材によって、着心地や扱いやすさが異なります。選択肢としては、正絹かポリエステルが一般的です。
絹素材の袴は高級感がありますが、お手入れが大変。ポリエステルはお手入れが簡単ですが、絹素材に比べると質感は劣ります。
次にサイズです。袴のサイズが合わないと、着崩れの原因になったり動きにくかったりします。袴を購入する際には、必ず試着をして自分の体に合ったサイズを選びましょう。
ここで念のため、袴のサイズについて解説しておきますね。
先ほどレンタルのところで触れましたが、袴のサイズで基本となるのが「裄丈（ゆきたけ）」「袖丈（そでたけ）」「袴丈（はかまたけ）」の3つ。
これらを理解しておくと、袴選びがグンと簡単に感じられるようになりますよ！
裄丈（ゆきたけ）について
裄丈は、腕を横に上げた、衿（首）の中心から袖の先までの長さです。
ぴったり合った裄丈は見た目の美しさと着心地を大きく左右しますよ！
裄丈が短いと袖が短く感じたり、腕が窮屈に感じたりします。
逆に裄丈が長すぎると、袖が長く感じたり、腕がだぶついて見えたりするので見た目が悪く不恰好になりますよ。
理想的な裄丈は、指先が少し出る程度と理解してください。
参考までに身長と裄丈の大体の目安をご紹介しますね。
身長 | 裄丈 |
145cm前後 | 63~66cm |
150cm前後 | 64~67cm |
155cm前後 | 65~68cm |
160cm前後 | 66~69cm |
165cm前後 | 67~70cm |
170cm前後 | 68~72cm |
袴丈（はかまたけ）について
袴丈とは、アンダーバスト（みぞおち）の5cm下から足首くるぶしあたりまでを、まっすぐ垂直に測った長さです。
これは足元を草履にした時の袴丈になります。
ブーツを履く場合は、草履を履く場合より3cmほど短めの袴丈を選ぶと、ブーツのデザインがよく見えておしゃれですよ。
袖丈（そでたけ）について
袴コーデの袖丈は、着物を着て腕をあげた時にだらりと袖が垂れますが、その長さが76cm前後の「二尺袖」が主流です。
中には、成人式用の振袖によくみられる、95〜100cm前後の中振袖もあります。
しかし振袖と違って袴の場合は、袖丈が長すぎると全体的に重たい印象が強まります。とくに身長が低い方は二尺袖の方がよく似合いますよ！
まとめ
矢絣の袴はもともと女学生が着用していた制服のようなものですから、卒業式との相性は抜群です。
最後にきっちりした衣装で有終の美を飾りたい方は、白と紺の定番がおすすめですよ。
古典柄よりモダンがいいという方や他の人とは一味違うコーデで差をつけたい方は、別のカラーやオリジナリティのある柄との組み合わせがよいかもしれません。
髪飾りやバッグ、ブーツといった小物にも気を配って晴れの日を最高の袴コーデで演出してくださいね！
愛知で創業50年のe-きものレンタルでは数多くの個性的な袴をご用意しております。その数2,000着以上！
毎年多くの卒業生とご家族の皆様にお喜びいただいております。
袴や二尺袖に加えて、長襦袢や腰紐、伊達締めなど13アイテムをセットにしてレンタルさせていただきます。足袋は無料プレゼント！
ぜひ皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。
