卒業式の袴にはどんな小物が必要?レンタルだと何も買わなくていいの?あると便利な小物も!
卒業式の袴にはどんな小物が必要?レンタルだと何も買わなくていいの?あると便利な小物も!
卒業式の衣装としてすっかり定着した袴姿。これから卒業を迎える皆さんの中にも袴で出席しようとお考えの方が多いはず!
でも袴には小物が意外とたくさんあるため、いざ準備を始めるとなると何を揃えてどのように使えば良いのかよくわからず戸惑ってしまう方が、きっと多くいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、卒業式の袴で使う小物の特集です!
必要な小物やレンタルに含まれる小物、また袴の選び方についてもご紹介します。
この記事を読むと、袴準備のイメージがはっきりするので、袴は初めてという方にピッタリな特集ですよ。ぜひ参考にしてくださいね!
袴の基礎知識
最初に、袴についての基礎知識を簡単に解説しましょう。
袴と振袖の違いや、そもそもなぜ卒業式で袴を着用するようになったかについてご紹介します。
袴とは?振袖と違うの?
振袖と袴は別物です。というより袴姿は、振袖を着た上からスカートのように袴を着用したスタイルを指します。つまり袴は振袖のアレンジの一つと考えるとわかりやすいでしょう。
ただし袴の時の振袖は、袖が短い「二尺袖」を選ぶ人の方が、成人式で着用される振袖(中振袖)よりも圧倒的に多い(約2倍前後)ですよ。
中振袖というのは、振袖の長さが100cm前後。これに対して二尺袖は「76cm」とかなり短いのが特徴。
また振袖と袴の大きな違いとして履き物が挙げられます。
振袖は草履やポックリになりますが、袴の場合は「ショートブーツ」が主流です。
袖が短くて、踵が高いブーツ姿は見た目がとても軽やか。足も長く見えポップな印象と学生らしい若々しさが強調されるので大変好まれています。もちろん、草履の方も数多くいらっしゃいます。
なぜ卒業式で着るようになったの?
袴と聞くと明治や大正の女学生の衣装というイメージが強くないですか?
でも昭和に入ると洋服やドレスが本格的に普及し始めたため、袴を着る学生の数が急激に減りました。
それが、突然のように復活し始めたのが1980年後半の頃。当時の人気アイドル南野陽子さんが、映画『はいからさんが通る』で袴姿を披露。同タイトルの主題歌も大ヒットして袴ブームが巻き起こりました。
ちなみに「はいから」とは、明治後期から大正にかけての流行語で、西洋風ファッションを好む流行の先端をいくおしゃれな人のこと。
このブームに乗って女子大生を中心に卒業生で袴を着用する人たちが増えていったのです。その勢いは衰えを知らず、40年近くたった今では卒業式の定番コーデとしてすっかりお馴染みとなりました。
袴の基本小物一覧
それではここから、袴の基本小物を一つずつご紹介していきますね。ここに出てくる小物は基本的にすべて必要なアイテム(一部例外あり)と思ってください。
そのためレンタルか購入で入手しなければなりません。
必須小物|長襦袢(ながじゅばん)
長襦袢は、振袖の下に着用し、汗や皮脂で振袖が汚れるのを防いだり、保温したりする効果があります。
また長襦袢を着ることで、着崩れ防止や着物の滑りをよくするメリットも。
卒業式シーズンはまだ肌寒い花冷えの時期でもあるので、長襦袢は絶対に欠かせない小物ですよ!
必須小物|肌襦袢(はだじゅばん)
先ほどの長襦袢の下に着るのが肌襦袢で、下着の上に着用します。
肌襦袢も長襦袢同様、汗や皮脂が振袖に付着するのを防ぎます。長襦袢と比べると絶対にないといけない小物でもなく、どうしてもの時はキャミソールやカットソーなどで代用してもOKですよ。
肌襦袢には、ワンピース型と上下セパレート型があります。どちらを選んでも問題はありません。
必須小物|半衿(はんえり)
半衿は長襦袢の衿に縫い付けて使用し、化粧品や汗、皮脂で着物が汚れるのを防ぐ役割があります。
幅は10〜15cm前後で、長さは約100cm、縦方向に半分に折って長襦袢を包むようにして縫い付けます。袴を着た後は外します。
白色の半衿が多いですが、様々なカラーの半衿に刺繍を施した「刺繍衿」や、ラインストーンを装飾した半衿もあります。衿元からチラ見せでオシャレ効果があります。
e-きものレンタルで袴セットのレンタルを申込みいただくと、長襦袢に白色の半衿を縫い付けてお届けいたします。
刺繍衿をご希望の場合はe-きものレンタルのサイトで購入できます。(ご衣裳レンタルと同時購入で送料・縫付料無料)
他にもたくさんのカラー、デザインの半衿をご用意しておりますのでご覧ください。
必須小物|衿芯(えりしん)
衿芯は、長襦袢の衿部分をしっかりと立てて形を整えるための必須アイテムです。
衿芯がないと長襦袢の衿がぐにゃぐにゃになって倒れ、せっかくの袴姿が台無しになってしまいます。衿芯には衿元がビシッと整い、衣紋が綺麗に抜けて顔周りを美しく見せるとっておきの効果がありますよ!
素材や硬さ、長さなど様々な種類があり、ご自分の体型や着物の種類に合わせて適切なものを選ぶことが大切。
例えば硬めの衿芯は、しっかりとした立ち上がりにこだわりたい方に適しています。
柔らかいタイプは、首にフィットしやすいのがメリット。着物を着慣れていない方には、ソフトなタイプがおすすめですよ。
硬めのタイプは、衿を合わせた後に開いてしまうことがあるので初心者の方には調整が難しく感じるかもしれません。
衿芯の使い方は、長襦袢の襟の内側から沿わせるようにして差し込むだけです。
また保管するときに折り曲げるのは厳禁!必ず丸めてクリップで挟むようにしてくださいね。
必須小物|腰紐(こしひも)
腰紐は、着物を身体に留めて固定するための小物で「腰帯」と呼ばれることもあります。腰紐がないと着物がズレてしまい、着崩れの原因になります。
名前には「腰」がつきますが、実際は腰部でおはしょりを作るほかアンダーバストで結び、衿を固定する役割もあります。
決して目立ちませんが、袴姿を美しく見せるには絶対に欠かせない縁の下の力持ちといってよいでしょう!
腰紐は着物の種類や体型によって必要な本数が違ってきます。だいたい2〜3本くらいが一般的です。ただし着付けのときや補正で追加できるといいので、5本くらい用意しておくと安心ですよ。
腰紐の素材は、モスリン(木綿やウールなどの梳毛糸を平織りにした薄地の織物)、綿、麻、ポリエステルなど様々です。
初心者には、モスリンが柔らかくて長時間使用しても体に優しいのでおすすめですよ!
綿も結びやすくてほどけにくいため使いやすいですが、麻は夏向きです。ポリエステルは安くてリーズナブルですが、滑りやすく、ほどけやすくもあるのであまりおすすめできません。
必須小物|伊達締め(だてじめ)
伊達締めは、腰紐の上から巻き締める帯状の小物で、着崩れを防ぐために使用します。
幅は10〜15cm、長さは80〜200cmと、物によって幅があります。
素材は、正絹、化繊などがありますが、ストレッチがきいたギャザーがあるので、しっかりとボディにフィットしますよ。
必須小物|帯板(おびいた)
帯板は、帯の間に挟んで帯のシワを防止してシルエットをキレイに整える小物です。
帯板には「前板(まえいた)」と「後板(うしろいた)」があるのですが、袴の場合は前帯に挟む前板だけでOK。
ちなみに後板は、振袖や浴衣で飾り結びをするときに使います。
素材は、メッシュ、タオル地、プラスチック、へちま、レーヨン、ポリエステルなどがあります。
必須小物|和装ベルト
和装ベルトに関しては、必ず必要というわけでもなく、使用するかどうかはお好みです。伊達締めがあれば不要というケースもありますよ。
「コーリンベルト」というコーリン株式会社が販売している和装ベルトが有名。
コーリンベルトが和装ベルトの通称のように使われることがあるものの、厳密にはコーリン株式会社が販売している商品のみを差します。
ストレッチのきいた帯状の小物で、先端にマジックテープがついているタイプの他に、両サイドにクリップがついているものもあって、縛る必要がないため使いやすくて便利ですよ。
必須小物|半巾帯(はんはばおび)
半巾帯は、「袴下帯」ともいわれ、一般的な帯の幅がだいたい30cmであるのに対して、半分の15cmくらいであることからこう呼ばれます。
帯と袴の間に巻いて袴がずれ落ちるのを止める土台の役割があります。
正面から見ると袴の上からちょこっとのぞく(1〜2cmくらい)だけですが、サイドからはしっかりと見えるため、コーデの一つとしてカラーにも気を配る必要がありますよ。
必須小物|重ね衿(かさねえり)
重ね衿は、別名を「伊達(だて)衿」ともいい、振袖の衿部分に縫い付けて5〜8mmくらい見えるように使います。
「何のため?」と思われる方もいるでしょう。
実は、重ね衿がなくても袴コーデは成立します。理由は、重ね衿は着物を多く着ているように見せ、奥行きを演出するオシャレアイテムだからです。
「十二単(じゅうにひとえ)」をご存知ですよね?
平安時代あたりから皇族や位の高い貴族の女性が何枚も重ねるようにして着た色鮮やかな衣装です。
カラーがグラデーションのようになっていて彩りが豊かなのでとにかく見た目が美しく、華やかでゴージャス。
この名残が後世でも受け継がれ、明治や大正の頃でもハレの日の振袖などは多めに重ね着をする習慣がありました。でも重ね着は重いですし着付けに時間がかかりコスパもよくないので、今では重ね衿といういわばダミーで奥行きを作っているのです。
重ね衿の長さは、120〜130cmくらいで、幅が10〜12cm。好きな幅に折って使える「広衿タイプ」や最初から幅が狭くしてある「バチ衿タイプ」などがあります。
綸子(りんず)、羽二重(はぶたえ)、塩瀬(しおぜ)、縮緬(ちりめん)といった絹織物などでできており、中にはリバーシブルで2種のデザインを楽しめるものもありますよ。
わずか数ミリですが、重ね衿があるのとないのとではフェイス周りの見え方が大きく違ってくるので、ぜひオシャレで可愛い重ね衿を手に入れてくださいね!
必須小物|バッグ(巾着)
袴姿のバッグは、巾着が定番です。がま口バッグでもいいですし、成人式の振袖用に購入したバッグがあればわざわざ袴用に買わなくても代用できるかもしれません(色柄による)。とくに巾着は、さまざまな柄や形のものがあるので、ご自分好みのものを見つけられるとよいでしょう。
ただし巾着は小さいため、実用性というよりもっていると可愛く見えるファッションの一部といえるでしょう。
卒業証書は入らないので、ニーズに合わせた大きめのトートバッグなどを持参していくと便利ですよ。
和風にこだわらなくとも、パーティーバッグやビーズバッグのような持ち手のないセカンドバッグも意外と袴にマッチしますよ。
必須小物|草履orショートブーツ
袴の足元を飾るのは、草履かショートブーツです。和服ですから正式には草履ということになりますが、冒頭でも説明したように「袴にショートブーツ」という組み合わせは今や卒業式の定番コーデといってよいでしょう。一般的にはブーツを使用する際には、袴丈をワンサイズ短いもの(5cm程度)を選びます。
カラーはブラックが多いですが、着物や袴の色柄によってはホワイトやベージュ、ブラウンもありですよ。
草履は和装ならではの美しさをアピールできますが、雨や雪が降ると大変でしょう。
卒業式後に広いキャンパス内を歩いたり、謝恩会やパーティーで場所を変えたりする場合は、歩きやすいショートブーツがよいかもしれませんね。
必須小物|足袋(たび)
足袋は、袴に限らず着物全般で利用する靴下です。親指と人差し指の間だけ割れているため草履が履きやすく、見栄えもします。
ショートブーツをチョイスする場合は、足袋を履く必要はありません。ストッキングやソックスなど好きなもので構いませんよ。
レンタルプランに含まれる小物
先ほどご紹介した小物は、袴を購入する場合はすべて買い求める必要があります。でもレンタルショップを利用する場合は、セットで借りられるものや一部をプレゼントしてもらえることもあるので、その辺りについて解説しましょう。
レンタルセットの内容確認
レンタルプランには基本的な小物が含まれていることが多いため、事前に内容を確認しましょう。
レンタルプランによって含まれる小物の種類や数が違うので、しっかりチェックしてくださいね。事前に確認しておけば自分で用意する手間が省けますよ。
ちなみに半巾帯、衿芯、重ね衿、長襦袢、腰紐、伊達締め、和装ベルト、帯板、草履などは含まれていることが多いですよ。足袋はレンタルではなくプレゼントしてもらえることもあります。
e-きものレンタルで袴セットのレンタルを申込みいただくと下記の13点がセットになっていてとても便利です。
- 着物
- 袴
- 半巾帯
- 衿芯
- 重ね衿
- 長襦袢(白半衿付き)
- 肌着(ワンピースタイプ)
- 腰紐(4本)
- 伊達締め(2枚)
- 和装ベルト
- 帯板
- 草履
- 足袋(新品プレゼント)
ご自分で用意が必要なもの
髪飾り、バッグ(巾着)、足袋、肌着などはレンタルセットに含まれていないことが多いです。その場合は、ご自分で準備する必要があります。
髪飾りは、成人式で使ったものがあればそれでも構いませんよ。ただし色や柄がまったく違う場合は、卒業式用に新調する方がよいかもしれません。
髪飾りも袴コーデの大切なパーツの一つ。目線に近いので、意外と袴よりも髪飾りに周囲の目が向きやすいですよ。
つまみ細工や水引、さらには造花やドライフラワー、生花、金箔やラメなど選択肢は多彩です!
他にもたくさんのカラー、デザインの髪飾りをご用意しておりますのでご覧ください。
袴だと下半身は単色のものが多いので、振袖に比べると地味です。その分、髪飾りを華やかにしたり、ゴージャスにしたりするのもおすすめですよ。
迷ったら、ヘアメイクをお願いする美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
きっとプロ目線で素敵なアレンジを提案してくれますよ。
バッグについては、先ほども説明しましたが、和風なら巾着やがま口バッグ、または成人式の振袖のときに使ったバッグ、洋風ならパーティーバッグのようなセカンドバッグや思い切ってレザー(革)タイプのミニバッグでもショートブーツの質感とマッチして可愛く演出できるでしょう。
袴をより楽しむための便利小物
先ほどはご紹介しませんでしたが、袴をより楽しめるようにサポートしてくれる小物もあるので解説していきましょう。
補正パッドを使おう!
補正パッドは、帯の下あたりに巻きつけることでウエストのくびれをなくしたり、ヒップの上のくぼみを補正したりできます。シルエットが美しく整い、振袖の着心地も良くなるため、必要に応じて使ってみるとよいでしょう。
和装ブラジャーを使おう!
和装ブラジャーは、袴姿には不似合いなバストの膨らみを適度に抑えてくれるので、シルエットが美しくなりますよ。
和装ブラジャーは、洋服用のブラジャーと違ってカップやワイヤーがありません。そのため体に馴染みやすく長時間着用していても苦しくなく、疲れにくい点も大きなメリットです。汗を吸い取りやすく通気性に優れているため、ストレスも減らせるでしょう。
袴姿は、着崩れやシワを防ぐために、腰紐や伊達締め、和装ベルトなどで見た目以上に体がキツく締め付けられます。慣れない人が着るとかなり疲労が溜まりますが、かといって途中で脱ぐわけにもいきません。
よってもっとも肌に密着し、しかも呼吸をする胸の部分に着けるブラジャーのチョイスはとても重要なんです。ぜひ和装ブラジャーを利用してくださいね!
着物クリップを用意しておこう!
着物クリップは、大と小をそれぞれ2〜3本ずつ用意しておくと着付けやトイレの時などに便利ですよ。
袴をきちんと着付けるにはかなりの時間と手間がかかります。洋服と違ってボタンもファスナーもありませんから、どこかを固定しながら進めないと着崩れて全体のバランスが取れません。
そこで着物クリップがあると、衿や帯などを固定できるのでとても着付けがしやすくなるのです。
それに袴で皆さんが頭を悩ませるトイレでもクリップがあると大助かり。袖や裾が汚れたり、ズレてきたりしないように留めておけるため、用を足しやすくなります。
ばえる袴コーデを楽しむために!
卒業式でばえる袴コーデを楽しむために、知っておくとよい重要アイテムの選び方について解説しましょう。
袴と半巾帯の色選び
袴と帯の色の組み合わせによって、全体の印象が大きく変わります。
色の調和を考えながら選びましょう。
例えば落ち着いた雰囲気にしたい場合は、ダークグリーンやベージュ、ブラウン、エンジといったトーンを抑えた色合いの組み合わせを選びます。華やかな印象にしたい場合は、赤や黄色、白など明るくポップな色合いの組み合わせを選ぶとよいでしょう。
また袴と帯の色を合わせるだけでなく、着物の色や柄、ヘアスタイルや髪飾りも考慮することが大切。
色や柄の組み合わせ方によって、バリエーションは無限大です。
例えば、袴と帯の色を同系色でまとめると、統一感のある落ち着いた印象になるでしょう。
濃淡で変化を付けると立体感が出てぼんやりしませんよ。
反対に対照的な色を組み合わせると、メリハリがついて目を引きやすくなります。
色の組み合わせには、様々なパターンがありますので、レンタルショップのサイト内のカタログなどを参考にしてどんな組み合わせが良いか想像を膨らませてみてくださいね!
二尺袖着物の選び方
二尺袖は、ご自分のパーソナルカラーを基準にしてチョイスするとバッチリですよ!
ところで、そもそもパーソナルカラーが何かご存知でしょうか?
パーソナルカラーとは、肌の色や髪色、瞳の色などに生まれ持った外見の特徴に基づいて似合う色が診断できるというものです。
自分の肌の色や髪色に合う色を選ぶことで、あなたに最適な二尺袖がチョイスできますよ!
人の外見は、大きくイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の2種類に分かれ、それによって似合うカラーも違ってきます。目安となる見分け方は、以下の通りです。
イエローベース(イエベ) |
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ブルーベース(ブルベ) |
|
いかがですか?これらの特徴に当てはめてみると、ご自分がイエベかブルベかがわかるはずですよ。
そして、イエベとブルベはそれぞれ2つのタイプに分類され、以下のように全部で4種類のパーソナルカラーが存在します。
♦スプリングタイプ:イエローベースで明るい色が似合う
♦サマータイプ:ブルーベースで明るい色が似合う
♦オータムタイプ:イエローベースで落ち着いた色が似合う
♦ウィンタータイプ:ブルーベースで落ち着いた色が似合う
ご自分のタイプがハッキリすると数ある袴の中からお気に入りを選びやすくなります。
パーソナルカラーに合った二尺袖を選べれば、顔色が明るく見えたり、落ち着いた大人の女性に見えたりして、袴をより美しくあなたらしく着こなすことができますよ。
どのタイプかよく分からないという場合、パーソナルカラー診断は専門のサロンや美容室などで受けられるので、一度訪れてみるのもよいでしょう。振袖だけでなく、これから先、普段の洋服選びにも役立ちますからね。
卒業式に最適な袴
卒業式は、人生の節目となる大事なイベント。だからこそフォーマルでありながら個性も表現できるデザインがおすすめです。
卒業式の袴には、次のようなカラーが人気です。
- ブラック
- エンジ
- アイボリー
- ダークグリーン
- 紺
- 深紅
少し変わったものだと、オレンジやサーモンピンク、スカイブルーなど明るくて華やかな印象が強いタイプもおすすめですよ。
また単に一色のカラーだけではなく、アクセントに花や蝶々などの刺繍がほどこされたものや、グラデーションになっているものなども大変人気です。
袴はレンタルと購入どちらがお得?
袴はレンタルと購入のどちらがお得なのか、それぞれのメリットとデメリットを比較していきましょう。
袴をレンタルするメリット・デメリット
まず袴をレンタルするメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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袴を購入するメリット・デメリット
次に、袴を購入するメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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袴は自分でも着付けできるの?
袴をご自分で着付けるという方もいます。ただし、相当ハードルは高いと思ってください。
袴は、洋服とは違って長襦袢や腰紐、伊達締めなど表からは見えない部分からバランスを調整してうまく着付けていかないと、完成系が悲惨な結果になりかねません。もちろん一人での着付けは絶対に無理です。
上手に着こなせたと思っても、時間が経つにつれてシワがよったり、着崩れたりして大事な場面で恥ずかしい思いをする可能性もあり得ます。
しかも、動画を見るなどしながら本番までに必ず何回かは練習をしなければなりません。その時間は膨大になりますし、必ず完璧に着付けられる保証はありません。
卒業式当日は何かとバタバタして落ち着かないので、時間までにきっちりと着付けるというのは、かなりレベルの高い話になりますよ。
また練習のために袴を本番とは別にレンタルしなければならず(購入の方は関係ありませんが)、着付け教室に通うにしてもその分のコストがかかります。トータルで数万円は見込んでおく必要があるでしょう。
一方、プロの着付け師にお願いすると、あなたの体系や体の癖などに合わせて完璧に着付けてもらうことができます。本番でシワがよったり、着崩れたりする心配もありません。
費用はかかりますが、本番での安心感を考えると決して高いともいえないでしょう。
ただ卒業式はだいたい同じ時期に集中するため、予約が取れるか、ご自分のタイミングの良い時間帯に着付けてもらえるかはわかりません。依頼先によっては競争率がかなり高くなるため、早めの予約がおすすめですよ!
まとめ
袴を着る際に必要な小物について詳しくご紹介しました。
いかがでしょうか?大体イメージがつかめましたか。
卒業式での袴人気は年々上昇しています。トレンドや新作が次々とリリースされるので、昔のイメージとは様変わりですよ。
もちろん定番の古典柄もありますが、袴のイメージを大きく変えてしまうような斬新でモダンな柄、桜や梅ではなく、大きなバラやパステル系まで他の人とは被らない個性的なデザインもたくさんあります。
どれにしようかと迷うのも、袴選びの楽しみといえるかもしれません。
記事内でご紹介した袴選びのポイントを参考にして、ぜひ素敵な小物と一緒にお気に入りの袴を見つけ、最高の卒業式を迎えてくださいね!
e-きものレンタルでは数多くの個性的な袴をご用意しております。その数2,000着以上!
毎年多くの卒業生とご家族の皆様にお喜びいただいております。
袴や二尺袖に加えて、長襦袢や腰紐、伊達締めなど13アイテムをセットにしてレンタルさせていただきます。足袋は無料プレゼント!
ぜひ皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。