振袖レンタルを汚したらどうする?クリーニング代はいるの?汚さないコツや汚れへの対応方法も!
振袖レンタルを汚したらどうする?クリーニング代はいるの?汚さないコツや汚れへの対応方法も!
成人式や結婚式で振袖をレンタルする方が増えていますよね。振袖レンタルは、多くのラインナップから好きな振袖が選べるのでとても便利ですが、注意しないといけないのが「汚れ」です。
食べこぼしやファンデーション、泥跳ねなど、注意していても「やってしまった!」というのは、決して珍しくない振袖あるあるです。そんな時はどうすればよいのでしょうか?
基本なにもしないで汚れた箇所をお伝えいただければ大丈夫です。
そこで今回は、レンタルした振袖を汚した際の対処法について解説します。
クリーニング代は請求されるのか、また汚さないためのコツについてもご紹介するので、これから振袖レンタルを予定している皆さんはぜひ参考にしてくださいね!
振袖を汚したらどうするの?
振袖を汚してしまった場合は、まず落ち着いてレンタルしたお店に連絡します。慌ててご自分で処理してしまわないことが大事ですよ。状況を正確に伝えてお店の指示を仰ぐようにしましょうね。
連絡手段は、電話やメールなどお店が指定している方法に従ってください。
具体的には、「いつ」「どこで」「どのように」汚してしまったのかを詳しく説明します。汚れの種類や程度もできるだけ詳しく伝えましょう。するとお店の方が、状況に応じて適切な対応方法を指示してくれるはずですよ。
よほどヒドい汚れでなければ、そのまま何もせずに返却できる場合も多いです。
理由は、あらかじめクリーニング代がレンタル料金に含まれているからです。
クリーニング代は請求される?
振袖の汚れ具合によっては、クリーニング費用が発生するケースもあり得ます。レンタル店の利用規約にクリーニング費用に関する説明があるかをよく確認してくださいね。
汚れの程度や種類によって費用が違う場合もあります。
振袖をレンタルする前に確認しておくと、後々のトラブルを防ぐことができますよ。
着物保険の利用も考えよう
振袖をレンタルする際に、着物保険に加入できるかを確認しましょう。もし汚してしまった場合でも、保険に加入していればクリーニング費用や修理費用の一部か全部を負担してもらえるので安心ですよ。費用は1,000円~2,000円前後です。
補償範囲は保険会社によって違うため、事前によく確認しておくようにしましょう。
e-きものレンタルでは、振袖のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。
詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。
振袖を汚さないための注意点
レンタルした振袖は、汚さないで返すにこしたことはありませんよね。
そこで続いては、振袖を汚さないための注意点をご紹介しましょう!
- 食事中の注意点
- 化粧品による汚れ防止
- 屋外での行動に気を配る
以上の3点に分けて解説しますね。
食事中の注意点
振袖を着て食事をする際は、袖口や裾が汚れないよう十分に注意することが大切ですよ。
特に汁物やソースがかかりやすい料理は、気をつけて食べるようにしましょうね。袂(たもと)を汚さないよう、両手をうまく使って食事のマナーを守ることが大切です。
おすすめは、そもそも汚れやすい料理は食べないようにすることです。どうしても避けられない場合は、汚れ防止策を考えておきましょう。
例えば、エプロンやハンカチなどを活用し、もし汚れがついた場合でもすぐに拭き取れるようにしておくと安心ですよ!
化粧品による汚れ防止
振袖を着ている間は、お化粧直しも慎重に。ファンデーションや口紅が着物に付着しないよう、注意しながらお化粧直しをしましょうね。
特に襟元や袖口には化粧品が付きやすいです。また汗や皮脂の汚れを防ぐため、こまめにハンカチで拭き取ることも忘れないようにしましょう。
屋外での行動に気を配る
屋外でも振袖が汚れてしまうことがあります。特に風の強い日や雨・雪の日は、足元や裾が泥跳ねに遭う可能性も!
歩く時は足元をしっかりと確認し、泥や水たまりを避けるようにしましょうね。裾が地面に擦れたり転んだりしないためにも、バタバタせずゆっくりと余裕をもって歩きましょう。
傘を使う際も、振袖に傘が当たらないように注意してください。
振袖で車を乗り降りする方法!運転する時の注意点や着崩れ・汚れた際の対処法も解説! 振袖で車の乗り降りをする方法や注意点を詳しく解説しています。 |
また、トイレを使用するのも注意が必要です。事前にトイレの仕方を確認しておきましょう。着物クリップがあると便利です。
【成人式のトイレ事情】振袖でトイレをスムーズに!汚れや着崩れを防ぐ対策と7つのステップや注意点を詳しく解説! 振袖でスムーズにトイレを済ませる手順や、あると便利なアイテムを紹介しています。 |
汚れてしまった場合の対応方法
振袖は汚さないのが一番です。でもどうしても汚れた時のために、具体的な対応方法をご紹介しておきましょう。振袖以外の着物にも応用できますからね。
ただし素人が無理に汚れを落とそうとすると、かえって状態をヒドくしてしまうことがあるのでムチャは禁物ですよ!
汚れを落として良いかはショップのルールに従うのが基本
繰り返しになりますが、汚れを落として良いかはレンタルしたお店のルールに従うことです。
「何もせずそのまま返却してください」というお店もあるので気をつけましょうね。
クリーニング代がレンタル料金に含まれているケースが多いため、「なんとかしなきゃ」とあまり気を使いすぎなくても大丈夫ですよ!
ファンデーションや口紅・食べ物などの油性汚れ
油性汚れは、水で洗うと広がってシミになるケースがあります。そのため水は使わずに、タオルなどでやさしく吸い取るようにしましょうね。こすり洗いすると汚れが繊維に染み込んでしまうため絶対に避けてください。
意外に油性汚れに効果的なのが、ベビーパウダーやベビーオイルです!
ベビーパウダーを汚れに直接かけ軽く叩き込むと油分を吸着するので汚れを落とすことができますよ。30分ほど置いてから粉を落とすとより効果的です。
ベビーオイルも汚れに染み込ませて軽く叩き込むと油分を溶かし、汚れを落としてくれますよ。
ただし、これらの方法を試す前には、目立たない部分で試してからにしましょう。
コーヒーやお酒・しょう油などの水性汚れ
水性の汚れは、油性汚れと比べると比較的落としやすいですよ。でも水で洗うと汚れが広がってしまい、シミになることがあります。乾いた布で軽く押さえるようにするのがコツ。
汚れがひどい場合は、水で濡らした布で軽く叩きます。強くこすったり、水に浸けたりするのは避けましょう。
その他の汚れ
泥はねや血液の汚れは、すぐに専門のクリーニングに出すのがベスト。自分で処理しようとすると汚れが定着してしまって後々、落とすのが難しくなるケースがあるからです。すぐにレンタルショップに連絡して相談しましょう。
また染み抜き剤を安易に使うのも危険。染み抜き剤にも色んな種類があり、間違って使うと振袖を傷つけたり、本来の色が抜けたりするためです。そうすると補修代が多くかかってしまうかもしれないので、くれぐれも無理しないでくださいね!
振袖レンタルに関する歴史と文化
ここからは、振袖についての基礎知識として歴史と文化に触れていきましょう。
振袖は、江戸時代後期に未婚の女性が成人式や結婚式などの特別な日に着用する伝統的な着物として登場しました。
当初は裕福な家系の女性のみが着用することが許されていました。当時は今のように化繊はなくシルクを基調に作られていたため大変高価でした。すべて手仕事ですから高い技術が必要で、庶民には手が出ない高級品だったのですね。
それが明治時代以降には徐々に庶民にも普及していきます。
現代の振袖の中にも1着100万円以上するような正絹の高級品は存在しますよ。
でもポリエステルで量産される安価なものも多く、その意味では昔よりうんと手軽に着れるようになりました。とっても恵まれてますよね。
洋服文化が主流になった現代では、高すぎるとだれも振袖を着てくれなくなります。だから業者も品質を維持しながら懸命にコストダウンに励んでいるというのが実情で、昔とは事情がずいぶん違っています。
振袖は、華やかで美しいデザインが特徴。女性ならだれもが一度は袖を通してみたい憧れのアイテムですよね。
伝統的な柄として鶴や松、菊をあしらった古典柄が根強い人気です。トレンドに関係なく、母親が成人式で着た「ママ振袖」を借りるという方も一定数存在しますよ。
ただ最近では、ブラックやホワイトを基調としたデザインや、くすみカラーなどのモダンな振袖もたくさん登場しており、個性を表現する手段としても注目されています。
「こうでなくてはならない」という形式は徐々に姿を消し、振袖という日本ならではの伝統ファッションをリスペクトしつつも、洋式と融合させるなどさまざまなアレンジを加えるところに今風の楽しみ方があるといえますね!
振袖レンタルのメリットと注意点
次に振袖レンタルを利用するメリットと注意点について解説しましょう。
最近では、振袖をわざわざ購入するよりレンタルで済ませる方が圧倒的に増えています。
それには様々な理由がありますよ。
振袖レンタルのメリット
振袖レンタルのメリットは以下の通り。
- 好きなデザインが選べる
- 購入するより安価
- 基本的にクリーニングや保管の手間がかからない
- 小物がセットになっている
- 着付けやヘアメイクなどのオプションがある
♦好きなデザインが選べる
振袖レンタルには、古典柄から新古典柄と言われるちょっと洋風のタイプ、そしてトレンドを意識したモダン柄など幅広いラインナップが用意されています。
サイズもスモールからふっくらまで色んなタイプの方向けのものが豊富に揃っています。
お気に入りが複数あって一つに絞れない場合は、成人式や結婚式の本番用とは別に前撮りなど記念写真のために別の振袖を借りるという使い方もできますよ。これはレンタルならではの大きなメリットでしょう!
♦購入するより安価
振袖レンタルは、価格帯がとってもお財布に優しいですよ。安いものなら小物も合わせて数万円からでも借りられます。しかも時期によって価格が半分くらいに安くなるサービスもあるので購入するよりとてもお得です!
♦基本的にクリーニングや保管の手間がかからない
これはすでにお伝えしましたが、振袖レンタルでは余程ヒドい汚れでない限りはクリーニング代はかかりません。
また購入の場合は保管スペースが必要だったり、おりに触れて虫干しなどをしなければ傷んでしまいます。振袖レンタルはそれが必要ないため、とても楽で便利です!
♦小物がセットになっている
振袖は、振袖だけ揃えたところで実際に使用することはできません。
帯揚げ、帯締め、長襦袢、草履、バッグなど様々な小物が必要です。振袖を購入する場合は、これらも追加で買い求めなければなりません。
でも振袖レンタルでは、こうした小物がタダで借りられたり、一部がプレゼントされたりするのでとてもコスパがいいですよ!
♦着付けやヘアメイクなどのオプションがある
振袖は、相当手慣れていないと自分で着付けをすることはまず不可能ですよ。家族でも着付け師の資格がなければ難しいでしょう。
その点、ヘアメイクも含めてセットでサービスを提供しているケースもあるので便利です。
特に成人式の当日や直前は美容院や着付けの予約が殺到するので早めに確保しておく必要がありますよ。
振袖レンタルの注意点
振袖レンタルはメリットが大変多いのですが、注意点もあるのでご紹介しておきますね。
- とにかく早い者勝ち
- サイズが合わない場合がある
- 返却期限が厳しい
- キャンセル料金がかかる
♦とにかく早い者勝ち
振袖レンタルの在庫には限りがあります。特に新作やトレンドの振袖は人気が高いため、早めに予約しなければレンタルできません。
成人式の場合、早い方なら式の2〜3年前には予約を済ませてしまいます。
「そんなに早いの!」と驚くかもしれませんが、大袈裟ではありません。だから1日でも早くのご予約をおすすめしますよ!
♦サイズが合わない場合がある
購入ならオーダーでも作れるのでお気に入りのデザインとサイズに仕上げることができます。でも振袖レンタルの場合は、残念ながらサイズに限りがあるため、カラーや柄が気に入っても利用できないケースがあり得ます。
♦返却期限が厳しい
振袖レンタルは返却期限が厳しく決められています。早い場合は、成人式や結婚式の翌日には返さなければならないことが多く、郵送で返すとすると最終発送時間が指定されているケースもあるので注意が必要ですよ。
守れなかった場合は、延滞料金がかかるので気をつけましょう。
♦キャンセル料金がかかる
振袖レンタルは、キャンセルする場合にキャンセル料金が発生します。遅くなるほど高くなるので、事前によく利用規約を確認するようにしましょうね。
まとめ
レンタルした振袖を汚してしまった場合の考え方や対策について解説しました。
振袖は汚さないのが一番ですから、避けられるなら油物のメニューや汁物はやめておくのがおすすめですよ。
雨や雪が降ったときは、泥跳ねや傘で汚してしまわないように十分に注意してください。雪が多く降る地域の皆さんは、くれぐれも転ばないように気をつけましょうね。
いずれにしても汚した場合は、すみやかにレンタルしたお店に連絡して、どうすれば良いか教えてもらうようにしてください。「ペンキがついた」「墨汁で汚れた」といったレアケースでなければ多額の補修代を請求されることもないので、心配しすぎないで大丈夫ですよ!
e-きものレンタルでは、成人式用の振袖を多数取り揃えております。その数、1,200点以上!
高級ブランドとのコラボアイテムから、とってもリーズナブルでコスパの良い振袖までよりどりみどりです。
サイズも、「普通サイズ」「トールサイズ」「ワイドサイズ」「スモールサイズ」とあらゆるタイプの皆様にピッタリの振袖を幅広くご用意しております。
着物の帯や小物なども全てセットで真心を込めてお届けしますので、振袖初心者の方でも安心ですよ!
ぜひ皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。