振袖レンタルの断り方と注意点!よくあるトラブルと回避方法も詳しく紹介
振袖レンタルの断り方と注意点!よくあるトラブルと回避方法も詳しく紹介
成人式や結婚式で振袖レンタルを利用する方がとても増えています。
振袖レンタルは、多くのラインナップの中から好きなカラーやトレンドの柄をチョイスできるのですごく便利です。
ただ実際に着る振袖は一点ですから、どうしても他は断らなければならないケースも考えられますよね。あと実際に着てみたらサイズが大きすぎた、なんていうこともあるかもしれません。
でも断るのは苦手だったり、気まずい思いをするのが嫌だったりする方も多いはず。
そこで今回は、振袖レンタルの断り方についての解説です!
具体的な断り方に加えて、よくあるトラブルとその回避方法をご紹介します。
これを読めば安心して振袖レンタルが利用できますよ!ぜひ参考にしてくださいね。
振袖レンタルで断ることってあるの?
振袖レンタルでは、次のような場合に断らなければならないことがあります。
- リアル店舗に下見に行ったときにその場で契約を迫られる
- 電話勧誘がしつこい
- 実際に着てみたらサイズが合わなかった
- 実際に着てみたらイメージが違った
- 振袖に汚れや破損が見つかった
- 思っていたより費用が高かった
などが考えられます。
サイズが合わないとか、振袖が汚れていたといった理由の場合は、比較的断りやすいですよね。こちらのミスではありませんから。
でも着てみたらイメージが違ったとか、サイズが合わないなどは、お店側の責任ともいえません・・・。
こうしたビミョウなケースはどのように断ったらよいのか、少し悩みますよね。
具体的な断り方をご紹介する前に、まず振袖レンタルを利用する際のおおまかな流れと、後で断らなくて済むようにレンタル前にチェックするポイントについて解説しましょう!
振袖レンタルの流れ
振袖は、成人式や結婚式など特別な日を華やかに演出してくれる最高のアイテム!
でも購入するとなると高価だし、その後に着る機会も限られるからちょっと勿体無いという方にとっては、「振袖レンタル」がとっても便利です。
ただ振袖レンタルを使ったことがないという方も多いでしょうから、まず簡単な流れについて解説しますね。
大きく分けて以下の6つのステップになります。
- ショップ選びと来店予約
- 振袖を決めて予約
- 振袖が届く
- レンタル期間中の管理
- 前撮りと式での着用
- 振袖を返却
ちなみに振袖レンタルは、利用しやすくて最近どんどん人気が高まっている「ネット店舗」と、「リアル店舗」の2つに分かれます。どちらを使うかで流れの内容が違う点もあるので注意してくださいね。
1.ショップ選びと予約
まず振袖をレンタルしたいショップ選びから。
ポイントは、ネット店舗にするかリアル店舗にするかです。
ネット店舗は、スマホがあれば予約から返却までの手続きがすべて自宅で完了します。
リアル店舗は、まずアクセスできるショップがあるかを調べましょう。お店を決めたら来店予約を入れて下見や試着に訪れます。
多くのショップでは、ホームページやカタログで振袖のラインナップを紹介しているので、事前にチェックしておくといいですよ。
リアル店舗の場合は、気に入った振袖があれば下見の際に試着できるように予約をします。
ショップを決めるときは、必ず事前に料金プランをチェックしておきましょう。
振袖レンタルは、バッグや草履、帯揚げ、帯締め、長襦袢などの小物を無料でレンタルしてくれるお店も多いですから、どんなサービスがあるかもよく確認するようにしてくださいね!友達を紹介すると安くなったりポイントがもらえたりする特典などもありますよ。
2.試着と決定
ネット店舗では試着はありません。ホームページのカタログで気に入った振袖が見つかったら、着用したい日程に合わせてオンライン予約します。
後で説明しますが、とくに前撮りをする方はその時間も考えてレンタル期間に余裕を持たせる必要があるでしょう。
ネットだと試着ができないから不安という方がいるかもしれませんが、とくに最近のネット店舗のカタログはとても画質がいいので、さほど心配する必要はありません。
サイズやセット小物の詳細、レンタルにあたってのルールや注意事項もすべてサイト内に記載されているため、目を通しておけばOKですよ!
ちなみにいつ予約するかで同じ振袖でも価格が倍以上違うことがあります。選べるなら安い時期をチョイスするとお得です!
リアル店舗の場合は、予約した日にショップを訪れ、選んだ振袖の試着を行います。
振袖だけでなく、帯や小物なども合わせて試着し、全体のバランスやイメージを確認しましょう。気に入った振袖が決まったら、正式にレンタル契約を結びます。
3.振袖が届く
ネット店舗の場合は、予約した日時に郵送で届きます。
リアル店舗は、取りに出向くか、お店によっては郵送を依頼することもできます。
4.レンタル期間中の管理
レンタル期間中は、振袖を大切に保管し、汚したり破ったりしないように注意が必要。
レンタルショップによってはクリーニング代が別途かかる場合があるので、契約時に確認しておきましょうね!
5.前撮りと式での着用
前撮りとは、式の前に写真スタジオなどで振袖姿を撮影してもらうこと。
とくに結婚式や成人式の写真は一生モノなので、プロに撮影してもらうと安心でしょう。
一部店舗では半年前の7月、8月にスタジオで前撮りする場合もあります。振袖を借りた店舗で前撮りまで可能なショップが多いです。
ただ、とりわけ成人式のシーズンは、予約が集中するので早めに写真予約をして、撮影日と式の日数を考えてレンタルするようにしてください。ご自分で着付けやヘアメイクできない場合は、着付けと美容院の予約も忘れないようにしましょうね。
6.振袖を返却
レンタル期間が終了したら振袖をショップに返却します。
ネット店舗の場合は、クリーニングせずに届いた時のようにきれいに畳んで郵送します。
リアル店舗は、直接お店に返すか郵送になります。
返却時にお店でチェックがあり、問題なければ契約終了です。でも汚れや破損が見つかった場合は、補修代を追加で請求されることもあるので丁寧に使うようにしてくださいね。
それでも万が一のアクシデントがつきものです。そんな場合のために、1,000円前後で保険を用意してくれているショップも多いため、入っておくと安心ですよ!
e-きものレンタルでは、振袖のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。
詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。
振袖レンタルは、購入に比べてコスパがよく、いろいろなデザインからチョイスできるメリットがあります。
有名ブランドとのコラボや最新トレンドの振袖なども豊富にあるので、素敵なショップを見つけてくださいね。
ショップによっては未仕立てといって生地から選んでオーダーのようにピッタリサイズを一から作ってくれるサービスもあります。
時間がかかるので早めの予約が必要ですが、興味があれば問い合わせてみてはいかがでしょうか?
レンタル前のチェックポイント
続いてレンタル前のチェックポイントを確認しておきましょう。
しっかりポイントを抑えて振袖を選ぶと、後で断らなくて済むのでよく覚えておいてくださいね!
サイズ
振袖のサイズ確認は、マストです。
身丈や裄丈、袖丈は、必ずチェックしてくださいね。
身丈(みたけ) | 肩から足首にかかる裾までの長さで、「おはしょり」分も含まれます。 おはしょりは、正式には「お端折り」と書きます。 身長よりもあえて指一本分、だいたい5〜6cmくらい長めに余裕を持たせることで振袖を着る時に調整がきくようになります。 ボディサイズギリギリだと、かなり窮屈になり身動きが取れなくなりますからね。 |
裄丈(ゆきたけ) | 腕を横に上げた、衿(首)の中心から袖の先までの長さです。 ぴったり合った裄丈は見た目の美しさと着心地を大きく左右します。 裄丈が短いと袖が短く感じたり、腕が窮屈に感じたりします。 逆に長すぎると、袖が長く感じたり、腕がだぶついて見えたりするので見た目が悪く不恰好に。 |
袖丈(そでたけ) | 振袖を着て腕をあげた時にだらりと袖が垂れますが、その長さを指します。 成人式用の振袖の袖丈は、一般的に「中袖丈」といわれる95〜100cmくらいのもの。 他に卒業式の袴で使われる「小袖丈」が、85cm以下くらい、結婚式で花嫁が着用するのが「大袖丈」といって120cm前後になります。 |
イメージ
振袖のイメージが自分に合っているかを確認しましょう。鏡を見て、全体のバランスやシルエットをチェックします。下見に行く場合は、親御様や信頼できるお友人・先輩に付き添ってもらって、リアルな意見をもらうのもおすすめですよ。
着心地
振袖を着てみて、動きやすいか、締め付けられる感じがしないかを確認しましょう。
立っている時だけでなく、式の時間も考えて長時間座っても大丈夫な着心地かチェックしてくださいね!
小物との組み合わせ
帯や小物なども合わせて試着し、全体のコーディネートを確認します。
成人式で振袖に必要な小物一覧!レンタルがおすすめ理由と最新トレンドも詳しく解説 振袖に合う小物の選び方やトレンドな小物を詳しく紹介しています。 |
汚れや破損
リアル店舗の場合は、振袖に汚れや破損がないかもお店のスタッフと一緒にチェックを。
振袖レンタルの断り方とそのタイミング
さあ、ここからはいよいよメインテーマの「振袖レンタルの断り方」について解説しますね。
- やんわり断る方法
- 理由を明確に伝える方法
- 断る際の注意点
以上、3つに分けてご紹介しましょう。
やんわりと断る方法
どうしても断りたい場合、できればその気持ちをやんわり伝えて後味が悪くならないようにしたいものです!
- 「実は、振袖を別の方法で準備することにしました。」
- 「素敵な振袖ばかりで迷ってしまって・・・もう少しじっくりと検討させてもらえませんか。」
- 「ママ振袖を使うことにしたので、見送らせていただきます。」
というように、あくまでもこちらの都合で断るというスタイルです。お店に否があるわけではないという気持ちが伝わるといいですね。
電話勧誘がしつこい場合にも使えますよ。
ちなみに「ママ振袖」というのは、お母様が成人式で着用した振袖をそのまま使ったり、リメイクして着たりすることです。日本では昔からある素敵な伝統なので、お店の方もすんなり納得してくれるでしょう。
理由を明確に伝える方法
しつこい勧誘は、ハッキリと理由を伝えることでそれ以上勧誘されなくなるでしょう。
- 「予算的に少し厳しいので、今回は見送らせていただきます。」
- 「イメージしていた振袖と少し違ったので、今回は諦めます。」
- 「すでに振袖は準備しているので、間に合っています。」
ハッキリと伝えるといっても、相手を傷つけない言葉遣いを心がけましょうね。
断る際の注意点
振袖レンタルを断る際には、以下の点に注意してくださいね。
♦断り方は丁寧かつ誠実に
成人式や結婚式は大事な晴れ舞台。ショップの方々も、そんな大切な1日を「少しでも幸せに過ごしてほしい!」「一番似合う素敵な振袖を着させてあげたい!」と思う気持ちは同じはず。
ハレの日は、振袖選びの段階から始まっています。少しでも嫌な思い出が残らないように、相手へのリスペクトと配慮を忘れず、柔らかく丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
♦断る理由を明確に伝える
先ほどもお伝えしましたが、理由をハッキリ伝えれば相手も納得しやすくなるので、それ以上のしつこい勧誘を受けずに済みます。
♦断り方を事前に考えておく
事前に断り方を考えておくのもおすすめ。しどろもどろになると、逆に説得されて余計に断りづらくなります。
親御様や先輩などに言い方を聞いてもらってアドバイスを受けておくのもおすすめですよ。
♦断った後も良好な関係を維持する
今後もいつお世話になるかわからないので、断った後も相手との良好な関係が保てるように配慮しましょう。
振袖レンタルに関するよくあるトラブルと回避方法
振袖レンタルでありがちなトラブルやその回避方法について解説しましょう。
契約トラブル
振袖レンタルでは、契約をめぐったトラブルが起こりかねません。契約前に、次の点をしっかりと確認しておきましょうね!
♦レンタル料金
レンタル料金は、振袖の種類やレンタル期間によって様々です。
振袖を郵送してもらったり、送り返したりするのに送料がかかる場合もあるので注意してくださいね。
また、着付け代、ヘアメイク代、小物代などのオプション料金がかかる場合もありますよ。契約前に料金プランをよく確認し、予算内で収まるように気をつけましょうね。
♦レンタル期間
レンタル期間は、ショップによって違います。成人式も結婚式も式の前日から翌日までが基本です。
前撮りや式後にホテルに泊まるなどする場合は、その分長めにレンタル期間を設定する必要があるでしょう。
式の翌日に返す場合は、時間まで細かく決められていることがあるので遅れないようにしなければなりません。
遅れると延滞料金がかかるため、ご自分が対応できないならご家族に協力してもらえるか、早めに確認しておくようにしましょう。
♦キャンセルについて
契約後のキャンセルは、キャンセル料が発生する場合があります。キャンセルが遅くなるほど料金は高くなるのが一般的ですよ。
キャンセルする場合はショップに連絡し、キャンセル料の発生状況を確認しましょう。
♦契約内容の確認
契約書の内容をよく確認し、不明な点は前もって質問しておくと安心です。とくにキャンセル料や返却時の注意点などは、しっかりと理解しておきましょうね。
サイズやイメージ違い
繰り返しになりますが、正式に契約する前に振袖のサイズやイメージがご自分に合っているかをよく確認しましょう。
例えばサイズなら、とくに身長や体格が気になる方は事前にショップに相談しておくと安心ですよ。
参考までに振袖レンタルの一般的なサイズ区分をご紹介しましょう(あくまで一例)。
普通サイズ | 153〜165cm 約7〜13号 |
トールサイズ | 165〜170cm 約7〜13号 |
ワイドサイズ | 155〜170cm 約15〜29号 |
スモールサイズ | 145〜153cm 約7〜13号 |
イメージが湧きにくい方は、ネットにたくさんの振袖画像があります。振袖レンタルのホームページでも良いですから、ご自分と似たタイプのモデルさんで素敵だと思う画像があれば参考にしてみるのもおすすめ!
成人式なら振袖のタイプは、古典柄、新古典柄、モダン柄の3つに分けられます。
昔ながらの王道を着こなしたいなら古典柄がいいでしょう。
オーソドックスな振袖よりも他の人たちとの違いを楽しみたい方は、くすみカラーや幾何学模様、宇宙柄などのモダン柄で攻めてみるのもおすすめ。
一緒に髪飾りも工夫すると、ガラリとイメージが変わりますよ!
イメージが違ったらショップに相談して他の振袖を紹介してもらうか、それでもしっくり来なければ他のショップをあたりましょう。
予約が取りにくい
振袖レンタルは、予約が集中する時期には希望の日時に予約できないケースが珍しくありません。
とくに成人式や結婚式(春や6月、秋など)など人気の時期は、早めの予約がおすすめですよ。
スケジュール的に難しい場合は、ショップに事情を正直に話してできる範囲で調整してもらいましょう。どうしても無理なら別のショップを探してくださいね。
そういう場合を見越して、振袖選びは早めに動き出すのがおすすめですよ!
振袖レンタルのおすすめポイント
振袖レンタルには、購入に比べていろんなメリットがあります。
ここでもう一度簡単に整理しておきましょう。
費用を抑えられる
振袖は高価なため、購入するとかなりコストがかかります。高いものは100万円クラスも!
その点レンタルであれば、安いものなら数万円で済むのでかなりお得です。
とくにネット店舗の場合は、交通費がいらず、送料もタダのことが多いのでその分のお金が浮いて助かりますよ。
様々なデザインから選べる
レンタルショップでは、様々なデザインの振袖が用意されています。多くの選択肢の中からご自分の好みやイメージに合ったタイプが選べるでしょう。
小物もレンタルできる
振袖だけでなく、帯や小物、草履なども一緒にレンタルできるショップが多いです。購入しなくていいので経済的です。
クリーニングの手間が不要
レンタルした振袖は、返却する時にクリーニングしなくていい点も楽ですよ!
振袖レンタルの選び方
振袖レンタルといってもたくさんあるので、どこにすればいいか迷ってしまいますよね。
そこで最後に信頼できる振袖レンタルの選び方をご紹介しましょう。
振袖のラインナップ
まず希望するイメージの色柄や価格帯の振袖が揃っているかを確認しましょう。ホームページやカタログで事前にチェックしておくといいですよ。デザインが気に入ってもサイズが合わない場合もあるので、必ずサイズチェックもしてくださいね。
また、その振袖が借りたい時期に予約できるかも確認してください!
レンタル料金
レンタル料金はショップによって様々です。予算に合ったお店をチョイスしましょうね。
オプション料金
着付け代、ヘアメイク代、小物代などのオプション料金がかかる場合もあります。契約前に、料金プランをよく確認し、予算内で収まるようにしましょう。
サービス内容
試着の回数や時間、着付けの有無、小物レンタルの有無など、サービス内容をよく確認してください。
アクセス
自宅や式が行われる会場からアクセスしやすい場所にあるショップを選びましょう。
口コミや評判
インターネットや口コミサイトで、ショップの評判をチェックしましょう。
高評価なお店はトラブルが少ないですし、断らなければならない可能性も少ないので気持ちよく振袖を借りれますよ!
まとめ
振袖レンタルは、購入に比べてコストが安くて様々なデザインからチョイスできるメリットがあります。ただしレンタル期間や返却する時の注意点などを事前にしっかり確認しておくことが大切ですよ。
今回は、振袖レンタルの流れから、上手な断り方、トラブル回避のポイント、振袖レンタルの選び方を詳しく解説しました。
記事の内容を参考にして、人生のハレの日を気持ちよくお迎えくださいね!
e-きものレンタルでは、成人式用の振袖を多数取り揃えております。その数、1,200点以上!
サイズも、「普通サイズ」「トールサイズ」「ワイドサイズ」「スモールサイズ」とあらゆるタイプの皆様にピッタリの振袖を幅広くご用意しております。
着物の帯や小物なども全てセットで真心を込めてお届けしますので、振袖初心者の方でも安心ですよ!
ぜひ皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。