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成人式振袖着物のコト

2024.12.092024.12.09

【成人式必見】振袖サイズの選び方はこれでバッチリ!正確な計測の重要ポイントと寸法が合わない場合の対策も詳しく解説

【成人式必見】振袖サイズの選び方はこれでバッチリ!正確な計測の重要ポイントと寸法が合わない場合の対策も詳しく解説
e-きものレンタル 編集部
目次

    【成人式必見】振袖サイズの選び方はこれでバッチリ!正確な計測の重要ポイントと寸法が合わない場合の対策も詳しく解説  

    成人式に向けた振袖の準備ってワクワクしますよね!「どんなカラーがいいかしら?」「柄や髪飾りはどうしよう」など想像するだけで楽しくなってきます。

    でも意外と忘れられているのが「サイズ」です。振袖のサイズは、かなり独特!もちろん「S/M/L」なんていうサイズ表記はありません。

    絶対に知っておくべきサイズ基準は「身丈」「裄丈」「袖丈」ですが、何を意味するか知っている方は少ないでしょう。そもそもなんて読むかわからない、という声も聞こえそう。

    そこで今回は、振袖サイズの選び方について詳しく解説します。

    これを読めば、間違ったサイズを選択して後悔する心配はなくなりますよ。これから本格的に成人式の振袖を選ぼうとお考えの皆さんは、ぜひ参考にしてくださいね!

     

    振袖のサイズは洋服のサイズと違う!

    振袖を決める時は、お気に入りのカラーや柄から探すのが第一です。でもいくらご自分好みの振袖が見つかったとしてもサイズが合わなければまったく意味がありません。オーバーサイズや寸足らずでは、せっかくの振袖が台無し!

    そこで振袖は、ご自分の体にジャストフィットさせるのがマストになります。洋服のサイズとはかなり違うので、振袖サイズのルールや定義について正しく理解しましょうね!

     

    振袖の基本サイズとは?

    振袖サイズ

    振袖サイズで基本となるのが、「身丈(みたけ)」「裄丈(ゆきたけ)」「袖丈(そでたけ)」の3つ。加えて「おはしょり」も大切なポイントになります。

    これらを理解しておくと、振袖選びがグンと簡単に感じられるようになりますよ!

     

    身丈(みたけ)とは

    振袖の身丈は、肩から足首にかかる裾までの長さで、「おはしょり」分も含まれます。

    おはしょりは、正式には「お端折り」と書きます。

    おはしょり

    身長よりもあえて指一本分、だいたい5〜6cmくらい長めに余裕を持たせることで振袖を着る時に調整がきくようになるのです。

    ボディサイズギリギリだと、かなり窮屈になり身動きが取れなくなりますからね。

    身長が155cmの方なら、160cm前後の身丈の振袖を選ぶのが一般的。ただし、体型や好みのスタイルによっては調整が必要となる場合もあります。

    例えば、背の高い方は、より長い身丈の振袖を選べば美しく着こなせるでしょう。逆に背が低い方なら、短い身丈の振袖を選ぶとスタイルアップ効果が狙えますよ。

     

    裄丈(ゆきたけ)とは

    裄丈は、腕を横に上げた、衿(首)の中心から袖の先までの長さです。

    ぴったり合った裄丈は見た目の美しさと着心地を大きく左右しますよ!

    裄丈が短いと袖が短く感じたり、腕が窮屈に感じたりします。

    逆に裄丈が長すぎると、袖が長く感じたり、腕がだぶついて見えたりするので見た目が悪く不恰好になりますよ。

    理想的な裄丈は、指先が少し出る程度と理解してください。

    参考までに身長と裄丈の大体の目安をご紹介しますね。

    身長

    裄丈

    145cm前後

    63~66cm

    150cm前後

    64~67cm

    155cm前後

    65~68cm

    160cm前後

    66~69cm

    165cm前後

    67~70cm

    170cm前後

    68~72cm

     

    袖丈(そでたけ)とは

    袖丈は、振袖を着て腕をあげた時にだらりと袖が垂れますが、その長さを指します。

    成人式用の振袖では、95〜100cm前後が一般的。

    袖丈もスタイルに大きく影響しますよ。

    長い袖は、より華やかで上品な印象を与え、短い袖はカジュアルで可愛らしいイメージになります。

    自分の好みやスタイルに合わせて、袖丈を選ぶようにしましょう。

     

    振袖小物のサイズ確認も忘れずに!

    実は、振袖のサイズ以外に振袖と一緒に使う小物のサイズにも注意しなければなりません。

    とくに振袖の下着となる長襦袢(ながじゅばん)のサイズを間違うと振袖を着た時に違和感があり、成人式の間中、不快な思いをする羽目になるので気をつけましょう。

    長襦袢はS/M/L/LLといったサイズで売られているのが一般的です。サイズはメーカーによって若干違いますが、大まかな目安を紹介しておきますね。

     

    身長

    ヒップ

    S

    147~154cm

    85~88cm

    M

    155~159cm

    85~88cm

    LL

    160~164cm

    88~90cm

    LL

    161~168cm

    100~112cm

    帯や帯締めの長さはだいたい決まっており、長めに作ってあるため着付けの際に調整できますよ。長襦袢だけは注意しておいてくださいね!

     

    振袖サイズの計測方法

    メジャー

    正確なサイズを知るには、着物店や振袖レンタルショップで測ってもらうと安心です。

    でもなかなかそういうわけに行かないですよね。そこで実際は、どうしてもご自分で測る方が多いです。

    ただ、とくに身丈や裄丈をご自分で測るのは、ほぼ無理でしょう。測れたとしても正確さに欠ける可能性があるので、おすすめしません。

    できるだけ振袖を着用して経験のあるご家族や知人、お友達などに協力してもらいましょう!

     

    身丈の計測ポイント

    身丈は身長にプラス5〜6cm程度を目安にしましょう。

    これで、おはしょりが適度に出るため見栄えが良くなりますよ。

    おはしょりは、振袖の裾を折り込んだ部分で、着物の美しさを引き立てる大事な役割があります。

    5〜6cmというのはあくまでも目安で、身長や体型によって調整する必要があります。

    背の高い方は、おはしょりを短く、低い方は、おはしょりを長くするなど、バランスを考慮して調整しましょう。

     

    裄丈の計測ポイント

    裄丈は衿(首)の中心から手首まで測定します。

    腕を水平にした状態で測ると、しっくりくる長さが見つかるでしょう。

    まずメジャーで、背中と首の境目にあるボコっと突起した骨から肩の真上を経由して腕の付け根まで測りましょう。そのままのメジャーを固定して手首のくるぶしまで伸ばした時の長さに1〜2cm加えたものが、裄丈です。

     

    袖丈の計測ポイント

    袖丈については、それほど神経質になる必要はありません。身丈や裄丈が分かれば、それに見合った袖丈の振袖がお店に用意されているからです。

    身長が153〜165cmの方なら95〜100cm前後の袖丈でまず問題ありませんよ。

    ちなみに成人式用の振袖の袖丈は、一般的に「中袖丈」といわれるものです。

    他に卒業式の袴で使われる「小袖丈」が、85cm以下くらい、結婚式で花嫁が着用するのが「大袖丈」といって120cm前後になります。

    袖丈は、一般的に長い方が格が高いとされています。成人式も大事なイベントですが、結婚式ほどではないので、大袖丈は相応しくないと理解してくださいね。

     

    サイズ選びの注意点

    振袖トイレ

    振袖のサイズ選びの際に注意するべきことを2つお伝えしましょう。

     

    身丈と着丈は違う!

    身丈に似た言葉に「着丈(きたけ)」があります。振袖でなくとも洋服の世界で日常的に使われることばなので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

    違いを簡単に説明すると、「着丈+おはしょり=身丈」という関係になります。

    つまり振袖を着た状態で、肩から裾まで測ったときの長さが「着丈」です。これに、おはしょり分が加わったのが「身丈」となります。

    ですから一般的には、身丈の方が着丈より5〜6cmほど長いと理解してくださいね。身丈と着丈はまったくの別物ですから、混同しないように気をつけましょう。

    身長が同じでも着丈は人によって違います。頭の大きさや首・足・胴の長さによってまちまちだからです。

    身丈と裄丈と袖丈がわかっていれば、フィットする振袖はほぼ決まります。ただ、レンタルショップなどお店のスタッフと電話で話すときなどに「着丈が150cmです」というようにハッキリ言えると話が通じやすくなるでしょう。

     

    「前幅」と「後幅」も把握しておこう!

    振袖レンタルを利用する場合、サイズには身丈や裄丈、袖丈に加えて「前幅(まえはば)」と「後幅(うしろはば)」が書かれていることがあります。

    前幅とは、着物の前面(前見頃(まえみごろ)といいます)の半分(2分の1)を意味します。振袖を着る際に重なる部分を「おくみ」といって、15cmくらいの幅が一般的です。おくみがあることで着付けの時に調整しやすくなります。

    振袖の前面の幅からおくみを差し引いて2で割った長さが「前幅」です。

    後幅は、背中のセンターから左右それぞれの端までの長さのこと。

    前幅と後幅、そしてヒップのサイズの間には、次のような計算式が成り立ちますよ。

    ヒップのサイズ=前幅+(後幅×2)+13

    だからもし、振袖のサイズ表を見て、「前幅が24cm」「後幅が29cm」だとすると、

    24cm+(29cm×2)+13=95cmとなるので、95cm以下のヒップなら問題ないことになります。

    この式を覚えておくと、さらに正確な振袖選びができますよ!

     

    サイズが合わない場合の対策

    振袖のサイズが合わないと大変です。でもそんな時の対処法があるのでご紹介しておきますね。

     

    多少は着付けでカバーできる

    振袖着付け

    サイズを専門のスタッフにきちんと測ってもらって振袖を仕立てた場合、サイズが合わないということはまずないでしょう。

    でも、お母様が成人式で着た「ママ振袖」を譲ってもらうようなケースでは、サイズが合わない可能性があります。

    体型がまったく違う場合は難しいですが、ある程度の誤差なら腰紐の位置を変えたり、おはしょりを上げ下げしたりして、着付けのテクニックでカバーできます。

    素人では難しい場合があるので、着付け師に頼むと良いですよ。

     

    お直しの活用

    着付けでカバーできない場合は、専門でのお直しを検討しましょう。多くの場合、身丈、裄丈、袖丈などを適切なサイズに調整できますよ。

    ただし、お直しには費用もある程度の時間もかかるため、事前に確認してからにしましょう。

     

    レンタルの活用

    レンタル振袖なら希望のサイズが簡単に見つけられます。豊富なデザインとともにサイズも選べるので、自分にピッタリ合った振袖を見つけやすいですよ!

    レンタルの場合、振袖以外の小物もセットになっていることが多いので、別で購入する必要がなくとても便利です。

    また、レンタル振袖は返却の際にクリーニングをする必要がありません。自前の振袖の場合は、クリーニング以外にも虫干しなどの定期的なメンテナンスが必要。意外と保管スペースもいるので、レンタルの方がお得で便利といえますよ。

    さらに成人式の場合は、前撮り(式の前に写真を撮ること)する方も多いですよね。式直前だとバタバタして前撮りの時間を確保するのは難しいです。そこで、春とか秋など成人式とはまったく違うシーズンに好きなロケーションで余裕をもって撮るのがおすすめですが、その際もレンタルならスマホ一つで借りられます。

    振袖レンタルは、成人式が近づくと高くなります。でもオフシーズンは半額以下で借りられることが多いので、なおさらお得ですよ!

    振袖レンタルを利用すると、大学卒業で使う袴を格安や無料でレンタルできるといった特典がつくこともあるためおすすめです。

     

    振袖小物も注意!

    振袖だけでなく、小物のサイズにも気を配りましょう。先ほど長襦袢のサイズについては説明しましたが、他にも小物全般に幅広用などがあります。

    また、足の大きさにより足袋のサイズや、草履については高さの違いがあります。振袖の草履のサイズは「かかとが草履から1cmほど出る」もしくは、「かかとと草履がピッタリ」のものを選びましょう。

     

    まとめ

    振袖サイズ

    振袖のサイズ選びは、カラーや柄と同じくらい大切です。

    振袖を選ぶ前に、必ずご自分の身丈と裄丈、袖丈を正確に測っておきましょう。その際は、ご自分で無理はせずプロか慣れた方に採寸してもらってくださいね。

    また、実際に振袖を選ぶときには前幅と後幅もチェックして、ご自分のヒップサイズで問題ないかを確認するのもおすすめです。

    成人式は、人生でたった一度のハレの日。これ以上ないベストの振袖をチョイスして思い切り楽しんでくださいね!

     

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    もちろんサイズも、「普通サイズ」「トールサイズ」「ワイドサイズ」「スモールサイズ」とあらゆるタイプの皆様にピッタリの振袖を幅広くご用意しております。
    着物の帯や小物なども全てセットで真心を込めてお届けしますので、振袖初心者の方でも安心ですよ!

    ぜひ皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。

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    e-きものレンタル 編集部

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