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2024.07.192024.07.19

【着物のプロが解説】女の子の七五三はいつ?祝い方や準備、服装まで徹底解説

【着物のプロが解説】女の子の七五三はいつ?祝い方や準備、服装まで徹底解説
e-きものレンタル 編集部
目次

    子どもの成長をお祝いする機会は家族にとって大切です。そのひとつに「七五三」があります。お参りをしたり、着物を着て写真をとったり……。七五三を楽しみにしているご家庭も多いのではないでしょうか。

    一方で、はじめて女の子の七五三を迎えるご家庭では、いつなにをどのようにしてお祝いするのか、悩むことも多いはずです。

    今回はそんな女の子の七五三にまつわる悩みを解決できるよう、祝うタイミングや事前に必要な準備、おすすめの服装について解説します。

     

    女の子の七五三はいつ祝う?

    女の子の七五三は「数え年」または「満年齢」の3歳と7歳に祝うのが一般的です。

    しかし、七五三を行うタイミングに決まりはありません。一番大切にするべきは家族、そして主役である子どもの気持ちです。

    お子さまの成長やご家庭の事情に合わせてお祝いをするタイミングを決めましょう。

    「数え年」と「満年齢」

    「満年齢」とは、生まれた時点を0歳とし、誕生日を迎えるたびに年を重ねる数え方です。日常で年齢を聞かれた際、答える年齢が「満年齢」です。「数え年」とは、生まれた時点を1歳とし、元旦を迎えるたびに年を重ねる数え方です。

    七五三は昔、「数え年」で祝うのが正式でしたが、現在は「満年齢」で祝うご家庭が多くなってきています。

    兄弟と同じタイミングでお祝いするのもOK

    3歳と7歳に祝うのが一般的な女の子の七五三ですが、兄弟姉妹がいる場合は数え年や満年齢にこだわらず、同時にお祝いするご家庭もあります。

    七五三を祝う時期に決まりはないので、ご家庭の事情に合わせてベストなタイミングでお子さまの成長をお祝いしましょう。

    年齢別の女の子の七五三の祝い方

    3歳|初めての七五三

    3歳のお子さんは身体も心も成長真っ只中の時期。着物を嫌がったり、元気よく動き回ったり、ご機嫌ななめだったり……。

    初めての七五三はご両親としては心配で、お子さまへの負担も大きいかもしれませんが、成長に合わせて時期を決めましょう。

    7歳|落ち着いてお祝いができる年齢

    7歳の七五三は3歳より落ち着いてお祝いができる頃でしょう。年長または小学1年生の時期で、どちらで行っても問題ありません。

    混雑を避けたいなどの理由で平日を希望するのであれば、年長の時期がおすすめです。

    また、小学1年生であれば集団生活に慣れ、大人の指示に従えるようになります。状況を理解してスムーズにお祝いできるでしょう。

    参拝は?写真撮影のみでもOK?女の子の七五三の祝い方

    七五三はお子さまの健康を願い、これまでの成長を祝うために行います。その願いは男の子も女の子も同じです。子どもの成長に感謝し、今後の健康と幸せを願う伝統的な行事として受け継がれています。

    お子さまにとっても、ご家族にとっても良い思い出になるよう、七五三を祝うための、お祝いの仕方を紹介します。

    女の子の七五三、何をすればいいの?

    七五三と聞いてまず思い浮かぶのは、「神社へお参り」でしょうか。

    神社でご祈祷するのが伝統で、お子さまと一緒にいつもと違う雰囲気を味わえる機会です。ご祈祷は必須ではなく神社へ行って参拝のみされるご家庭もあります。

    参拝のみであれば準備や体調によるトラブルにも融通が利くので、慣れない行事への心構えに余裕が持てます。

    その他には、「着物やドレスを着ての記念撮影」、「家族や祖父母を招いての食事」などがあります。

    参拝から撮影まですべてを1日で済ますご家庭もあれば、記念撮影は別日にするご家庭もあります。

    とくに小さいお子さまは着慣れない服装でおでかけして、撮影も……となると、大きな負担となります。疲れから機嫌が悪くなり、せっかくの記念撮影がうまくできなくないかもしれません。

    良い思い出にするためにも、撮影を別日に行う前撮りや後撮りをおすすめします。ご家族の都合で1日ですべて行う場合は、神社への参拝より先に記念撮影をすると、着崩れなどの心配もありません。

    写真撮影だけでもOK

    「神社へ行って参拝の予定はなくても記念写真は残したい」と写真スタジオなどでの撮影のみを希望するご家庭も多いです。

    小さい時の特別な行事である七五三。その時にしか見れない表情や、普段と違う衣裳をまとったお子さまの姿を残しておくために、写真撮影だけでも行うと思い出にもなります。

    大きくなった時にその写真を見て、成長を感じられるのも楽しみのひとつです。

    女の子の七五三のお祝いの準備 

    七五三で何をするかまとまったら、その準備をしていきましょう。

    ご家族の負担もありますが、お子さまの七五三をスムーズに祝うためにも早めに準備に取り掛かることをおすすめします。

    日取りを決める

    七五三の予定が決まったら、まずは日取りを決めましょう。

    伝統的な七五三の日取りは11月15日とされていて、現代では11月15日前後の週末にお祝いを行うご家庭が多いです。

    一方で、11月15日付近の日付は神社や撮影スタジオが混雑します。混雑を避けるために、10月半ば~12月初め頃まで選択肢を増やすのもおすすめです。

    祖父母をはじめとする親族を招待する場合は、出席する人の予定の確認も必要になります。七五三を行う時期を決めたら、早めに相談しましょう。

    予約をとる

    日取りが決まったら、ご祈祷する神社や、衣裳レンタル、着付け・ヘアメイク、記念撮影のカメラマンやスタジオ、食事をするお店などへの予約を進めましょう。

    衣裳やヘアメイクにこだわりや希望がある場合、予約時に伝えることで希望に沿った対応をしてくれるお店もあるので、事前に相談してみるのもおすすめです。

    また、お子さまの急な体調不良で変更や中止が余儀なくされた際、すぐ連絡できるよう予約先をまとめてメモしておきましょう。

    女の子の七五三におすすめの服装

    どんな服装で七五三を迎えるかを重要視するご家庭も多いのではないでしょうか。和装か洋装か、また、自前かレンタルにするか悩むところです。

    お子さまの好みやこだわりに応えつつ、一緒に選ぶのも楽しみのひとつです。

    3歳|被布を羽織るスタイルがおすすめ

    3歳の女の子は和装の場合、着物の上にベストのような「被布(ひふ)」を羽織るスタイルが主流です。

    被布は帯を締めずに着れるため、お子さまの負担を少なくしてあげることができます。動き回っても着崩れしにくいこともメリットのひとつ。被布を羽織るスタイルであれば、慣れない和装にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。なにより3歳ならではのかわいらしい姿が人気です。

    それでも和装でお参りへ行くのが心配でしたら、記念撮影のみ和装にし、お参りの際はフォーマルなワンピースなどにするのもおすすめです。

    7歳|子どもの好みに合わせて思い出になる衣装選びを

    7歳の女の子の和装は大人と同じ、着物に帯を締めるスタイルになります。3歳の被布のかわいらしさと比べ大人っぽくなり、より一層華やかさが増します。

    好みがはっきりしてくる年代のため、お子さまが好きなカラーやデザインの着物を一緒に選ぶのも良いですね。選ぶ時間も素敵な思い出のひとつになります。

    落ち着いてきた7歳では、記念撮影時に和装と洋装の両方着るのもおすすめです。髪飾りや小物でおしゃれに仕上げてあげると、とびきりの笑顔を残せるでしょう。

     

    家族みんなで七五三を楽しもう

    女の子の七五三は可愛い服装でヘアアレンジやお化粧をした、いつもと違う姿を写真や思い出に残しておきたいものです。

    「七五三は伝統的な行事で、ルールに従わないといけない」と思いがちですが、一番大切なのはお祝いをする子どもと家族です。

    日程やお祝いの方法は、家族やお子さんの状況ややりたいことに合わせて計画を立てましょう。その中で、お子さまご本人のご希望も交えて、より良い思い出にしてくださいね。

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    e-きものレンタル 編集部

    振袖、袴、七五三などの着物に関する豆知識や、お役立ち情報をコラムでお伝えします。