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2019.09.022024.06.25

着物で七五三の参拝をする際に知っておきたい、子どもの着崩れを防ぐポイントと応急処置の方法

着物で七五三の参拝をする際に知っておきたい、子どもの着崩れを防ぐポイントと応急処置の方法
e-きものレンタル 編集部

七五三で着物を着て参拝する際、「着崩れ」について心配する方は多いのではないのでしょうか。大人と比べてよく動く子どもは、ただでさえ着崩れしがち。また、いつもと違う装いにはしゃいで活発になることも考えられます。そんなときのために、親御さんがあらかじめ着崩れについて詳しく知っておくと安心ですね。こちらでは着崩れしにくい着付け方と、着崩れをしてしまったときの対処法をご紹介します。

着崩れの原因

着物は紐などを使って着るため、洋服と同じような動作をするとどうしても着崩れを起こしてしまいます。着崩れのしやすさは歳や性別によっても異なり、特に活発な時期の3歳や5歳の男の子は袴の着崩れを起こすケースが多く見られます。3歳の女の子は通常被布を着ますが、被布の場合は比較的着崩れが少ないと言えるでしょう。7歳の女の子は大人と同じように帯を使った着物を着るため、きちんと着付けをしていないと着崩れしやすくなります。ただし、着物に合った動作をきちんと教えてあげることで着崩れを減らすことが可能です。

着崩れを起こす主な場面

次のような動作は、着崩れを起こしやすい場面です。

・衿もとを手で広げてしまうとき

・段差などで裾を踏んだとき

・疲れてしゃがみ込んでしまったとき

・トイレで着物をまくりあげるとき

・動きが激しいとき

こうした場面では、完全に着崩れを起こしてしまう前に、大人がきちんとフォローしてあげましょう。

着崩れしにくい着付け方

よく動く子どもには、裾を踏まないように短めに着付けてあげるのがポイントです。男の子の場合は、袴を吊るのにサスペンダーを使うと便利でしょう。3歳が着るのは比較的着崩れが起こりにくい被布ですが、着付けの際に腰上げをしっかりしておくことを忘れずに。また、7歳女の子はできるだけサイズの合った着物を選ぶことが基本です。さらに、長襦袢と着物は胸紐を用いて締めますが、2つの結び目の位置が重ならないようにすることを意識しましょう。紐の締め方がゆるいと崩れてしまいますが、あまりきつくするとストレスがかかるため加減が重要となります。着付けの際にウエスト周りにタオルを入れると着崩れや苦しさを感じにくくなります。

着崩れしてしまったら…

着崩れしにくい着付け方をご紹介しましたが、完全に子どもの着崩れを防ぐのは難しいのが実情です。着崩れをしてしまったときは、次のような方法が有効です。

・衿合わせが崩れてしまったら、着物や袴の下から手を入れて長襦袢や衿の端を引っ張る

・着丈が長くなってしまった場合は、腰紐の下から手を入れて長さを調節する

また、トイレのときに裾を止める用の、紐や洗濯バサミを用意しておくと便利です。大きな神社では着崩れを直してくれる場所があることも。不安な方は参拝前にチェックし、どうしても着崩れが気になる場合は利用しましょう。

まとめ

着慣れない和装での参拝は、大変なこともあるかもしれませんが、それ以上に喜びや感動も大きいもの。子どもの着崩れは仕方ないものと考え、その上で対処法を身につけておきましょう。

 

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