振袖に似合うヘアスタイルは？着物に合った髪飾りを選ぶコツ

e-きものレンタル編集部

一生の思い出、そして写真や映像といった記録にも残る成人式。特別な着物と同じく、髪型も特別に仕上げたいところですね。いざヘアセットをお願いするときに「どんな髪型にしよう…」と迷わないためにも、事前にイメージしたり、髪飾りを用意しておくことをおすすめします。

自分のお気に入りのヘアアレンジと髪飾りで、より満足のいく成人式にしましょう。

主なヘアアレンジの種類

着物を着るときの髪型は、普段着のときのアレンジとはまた違うもの。こちらでは、近年成人式で人気の代表的なヘアアレンジをご紹介します。

やはり定番はアップスタイル

うなじをすっきりさせたアップスタイルは、着物をより美しく見せることができます。

髪をタイトにまとめ毛先を入れこんだ「夜会巻き」のようなスタイルは、大人っぽい雰囲気でドレススタイルでも見られます。振袖のような着物には、巻いた毛先を出した華やかなアップスタイルもおすすめ。また、左右どちらかのサイドにボリュームを集めた髪型も人気ですね。最近は編み込みを入れたアップスタイルが多いようです。

また、髪の毛をまとめる位置は、高いとより若々しく、低い位置に集めると落ち着いた印象を与えるので、自分に似合う位置を見つけましょう。

可愛らしい雰囲気の編みおろし

結婚式などで人気の「編み下ろし」は、最近は成人式でもよく見られるスタイルです。編んだ髪が前に垂れるように編み込むのが一般的。編み下ろしをより目立たせるように、大ぶりの花よりも小さな花を散らして、プリンセスのような雰囲気に仕上げている方が多く見られます。

大正ロマン風ハーフアップ

「アップスタイルをするのには長さが少し足りない…」というセミロングの方には、ハーフアップもおすすめです。耳上くらいまでの髪の毛を後ろの中央に集めて、大きなリボンの髪飾りをつけると大正ロマンな雰囲気に。

レトロな日本髪風

古典柄の振袖やママ振りなら、思い切って日本髪に挑戦するのも良いでしょう。より伝統的な装いにこだわりたい方におすすめです。

大切なアクセントとなる髪飾り

トータルコーディネートには、髪飾りも欠かせないアイテムです。

髪飾りがないと華やかな着物に負けてしまい、少し寂しい印象に。同じようなアレンジでも、随分と印象を変えてくれる髪飾りはぜひこだわりたいポイントです。

お花

お花をモチーフとした髪飾りは種類が最も多く、色も豊富。そのため、自分の着物に合ったものが見つけやすいというメリットがあります。お花も大ぶりなものから小さいものを数点散らすなど、いろいろな組み合わせが楽しめますね。例えばつまみ細工など、着物に寄せた素材のものを選べば高級感もアップ。髪飾りの素材にも注目することは、より統一感が出るポイントです。

リボン

レトロ可愛い雰囲気にしたいときは、大きなリボン型の髪飾りの一点使いがおすすめです。矢絣柄などを選べば、はいからさん風のスタイルに。そのほかにも、編み込みを入れたアレンジでは、リボンを一緒に編み込むという方法も。遠くから見ても編み込みが立体的になり、華やかに演出することができます。

櫛かんざし、玉かんざし

伝統的な日本髪などには、かんざしがおすすめ。櫛かんざしや玉かんざし、またはゆらゆらと揺れる「下がり」の付いた花かんざしを使えば、舞妓さん風に仕上がります。

購入？それとも手作り？

このように着物に似合う髪飾りには色々な種類がありますが、どこで購入すれば良いのでしょう。次に、髪飾りを用意する方法をご紹介します。

購入するならどこで？

和装用の髪飾りは、呉服店や百貨店、またはネットショップで購入することができます。実物を手に取って見たい方は店舗で、より多くの種類から選びたい方はネットショップで購入すると良いでしょう。

髪飾りをレンタルしているスタジオも

一般的に和装の髪飾りは、普段着のときに付けるようなヘアアクセサリーと比べると高価なものが多く見られます。そのため、中には髪飾りを購入ではなくレンタルする方も。着付けやヘアメイクをスタジオなどでお願いする場合、髪飾りもレンタルできるところもあります。プロがアドバイスしてくれるため、自分や着物にどんなものが似合うか分からないという方におすすめ。

ただしレンタルは種類が限られるため、気に入るものがないという可能性も。こちらも事前に確認しておくことが大切です。

ハンドメイドの髪飾りで自分だけのスタイルを

手芸やものづくりが好きな方は、髪飾りを自分で作るという方法もあります。ハンドメイドの髪飾りならより自分の好みに寄せ、個性を出すことができるでしょう。いちから作るのは大変ですが、既存の髪飾りをアレンジすれば手軽に作ることができます。中には、より鮮やかな花と香りを楽しめる生花を使って作る方も。ただしこの場合、花粉などで着物を汚してしまわないよう、花屋さんに用途を伝えて相談するのが安心です。

また、自分では作れないけど人とかぶるのを避けたいという方は、ハンドメイド商品を扱うオンラインショップで探してみるのも良いでしょう。