黒留袖 ②年代によっても相応しい柄ってあるの?
黒留袖
今は殆ど着ることが無くなってしまった「黒留袖」
黒留袖は、ミセス(既婚者)の第一礼装です。
黒留袖は、ミセス(既婚者)が着用する着物の中でも一番格の高い着物です。
②年代によっても相応しい柄ってあるの?
黒留袖は上半身が黒一色。
違うのは入っている紋の違いと、裾に入っている模様のみ。。。
この裾に入っている模様。
年代によってどういうものを選ぶのが相応しいのでしょう?
また、着る立場によっても何か気を付ける事があるのでしょうか。
まず、年代によって相応しい柄として
20代、30代
お勧めなのは、裾模様が大きく、膝上程度まで柄がある華やかなデザインの黒留袖がお勧めです。
帯の合わせ方も、華やかな帯を合わせれば、若さを引き立ててくれます。
またその色柄も淡い色の花模様などを合わせれば、可愛らしい雰囲気になります。
40代、50代
お勧めなのは、裾模様が膝程度まで柄が入っている黒留袖がお勧めです。
40代、50代のミセスは、人によって様々。
その人の雰囲気やキャラクターを生かしたデザインをお選びいただくのが良いでしょう。
華やかに、若々しくと、お考えであれば、薄い色の花のデザインがお勧めです。
シックに落ち着いた雰囲気で装いたいのであれば、鶴や亀、松などの柄が相応しいと思います。
60代、70代、80代
お勧めなのは、膝下に柄が入っている黒留袖がお勧めです。
模様の位置が低い方がより落ち着いた雰囲気があります。
裾にスッキリとした模様が入っているとしっとりとしたデザインになるのでお勧めです。
留袖は滅多に着ない着物です。
ですが、着る時は本当に大切なシーンになる。
とても重要な着物です。
知らなかったでは済まない。
そんな重要な着物です。
でも、しっかりと着物の知識を持っている方はなかなか居ないですよね?
残念ですが、ご両親も知らない事が殆どかもしれません。
分からない事、気になる事はそのままにせず、専門家に確認してください。
あなたのそばの専門家
それが私共です。
ぜひ、こちらまでお気軽にどうぞ♪
次回は黒留袖最終回
③黒留袖ってどういう時に着るものなの?をお送りします。
e-きものレンタル 編集部
関連記事:黒留袖 ①色や柄に意味はあるの?